原鉄道模型博物館・東急電鉄展と原へ-後編-

入口側から向かうとこう言う景色がどーんッと出てきます。

その横にワークショップがあります。メンテナンス中の車両が沢山ありますが、この時は誰も居なく作業の様子は見られませんでした。これだけきれいだと部品飛ばしてもすぐ見つかりそうです。

コチラは原信太郎さんの工作ブースを再現したものだそうで、解説によると連日深夜まで工作ブースに籠もっていたそうです。

ジオラマの中央に鎮座するのは原信太郎さんが好きだったおフランスのリ・ヨン駅がモデルになっているそうで、館内の装飾もおフランスの駅構内を模した形になっています。

ブレブレですが、コレは原信太郎さんの自由形車両だそうです。しかし、鉄のレールに鉄の車輪の1番ゲージ模型は迫力があります。

東急電鉄展にちなんで、たまでんデハ200も走っていました。

乗客のフィギュアが何とも良い雰囲気です。前面展望中の女の子が良い雰囲気出しています。

ステンレスカーにちなんで、ゼファー号が豪快にガーガーと走り回っています。

ハンブルクのミニチュアワンダーランドのように色々と見せ場があります。しかし1番ゲージのフィギュアは高いんでしょうね。

貨物列車も走り回っています。

整理券を入手すると運転も出来るようです。コチラは自動ブレーキの旧式運転台で、もう一台はCS-ATCメーターが付いた近代的運転台です。

こんな感じです。車両にカメラが仕込まれていてこの画面を見ながら運転します。
知人のN村スー君はこういうのを作って模型を走らせたいとかで、イベントでもっぱら部品を買いまくってます。

ヘッポコ工場長が一番驚いたのは地上信号機の凄さです。

原さんは車両構造だけでなくこう言う部分にも精通していたと思われます。

懸垂形信号機まであり、拘りというかスゴイです。車両は外国形ですが、信号機を見る限り日本方式の様です。

進路予告機まで付いています。

列車が通過するとR現示になります。形状は深く考えずとっとと信号機付けてしまった方が良さそうです。画面越しに見るとこの形状の信号機とてもよく見えます。

15分位で帰る予定が、既に1時間が経過しています。出口に近い場所にはHOゲージによる横浜の今昔が再現されています。

コスモクロックは書き割りですが、デジタル時計が仕込まれています。

開業当時の横浜駅があり、マッチ箱客車が走っています。しかし、1時間も1番ゲージ見た後だと、HOゲージが小さく見えます。

文明開化の頃の馬車道が再現されています。

現代の桜木町駅です。

HOゲージにもフィギュアが乗せられています。

中華街もありました。ジオラマのどこかにこの三井ビルもあるのでしょうかね。


トータル1時間15分の滞在を終え、交差点を渡った先にある新高島駅へ向かいます。

反対ホームにはカエルさんがいました。横浜方面ではなく、元町・中華街行きに乗ります。

仮称仲北駅こと馬車道駅で下車します。


向かうはもう一つの「原」こと関内駅前の「天吉」(てんきち)です。

「天」が付く通り大好きな天ぷら屋さんです。1年ぶり位で、高級風天ぷらがランチではとってもリズナボーに頂けます。

暖簾にも書かれていますが、明治5年創業の天ぷら屋さんで、サザンオールスターズの原由子さんの実家です。コレがタイトルのもう一つの原の事です。

今が何代目かは存じておりませんが初代店主さんは武蔵小杉の出身で、文明開化の流れに乗るため横浜へ出てきたそうです。明治5年にはまだ東横線はなく、あちゃこちゃ回って徒歩でやってきたのか、府中街道で川崎に抜け、試験開通した東海道線で横浜入りしたのかは知る由もありません。

ココの名物は搔き揚げ天ぷらですが、とても大きいので今回はパスしてリーズナボーなランチ天丼セットです。サラダ、小鉢、しじみ汁、コレに抹茶アイスまで付いて970円は関内としては安い方です。混んでいたせいかチト揚げすぎな感じでしたが、美味しく頂きました。

ッと言うわけでそのまま根岸線に乗り帰宅しました。



-おわり-

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