京王渋谷隧道

モジュールにしたい情景はいくつかありますが、道路工事中の他はトンネルの情景が好きで、コレも作りたいと思っている場所が何カ所かあります。その中でもお気に入りのトンネルは井の頭線の神泉駅付近のトンネルです。

ちなみに、隧道とはトンネルのことで、「ずいどう」と読みます。鉄道の申請書類では以前はそのまま「隧道」と書いていましたが、1980年頃からは「ずい道」になり、2000年(平成12年)以降の申請にはずい道という名称は「トンネル」に改称されています。

井の頭線渋谷隧道

渋谷を出る東急線と京王線は渋谷付近でトンネルをくぐります。特に京王井の頭線の渋谷隧道は、馬蹄形式の単線並列で断面も小さくとてもワクワクします。

このトンネルは渋谷駅の先端から続いていて、出口は次の神泉駅手前になります。何度か修復工事が行われていて、今はトンネル上部を鋼製アングル材で補強をされています。

神泉駅は、これまたこのままホーム中程から、神泉隧道の構造物になり吉祥寺方向へもトンネルをすすむようになります。

渋谷隧道は道玄坂の台地を突っ切るトンネルで、神泉駅付近での土被りは1mありません。坑口は、地形を生かしたモノではなく、構造物としてボックスを形成しています。

トンネルの上は何か機械が乗っかっているほか、京王関連会社のコインパーキングになっています。その先は、民家の下を通っています。

私鉄が似合いそうなトンネルにあこがれます。