マルチプルタイタンパー前作業【軌道検測作業】

マルタイ前にやること

マルタイに向きがあることは前回のブログで書きましたが、マルタイを走らせる前に線路の状態を予め調査、把握して設計値を出しておく必要がありそれが軌道検測作業です。手検査で調査する方法と、軌道検測車やモーターカーを用いて調査する方法があります。

軌道検測車による検測

マヤ車などで線路の状態を検測するのが一般的に思い浮かぶ軌道検測作業です。10mの間にどの位軌道のズレがあるかを調査します。興味のある方は10m正弦矢で調べてみて下さい。

▲真ん中の台車が検測台車と勘違いしてる人が多いですが、3台車とも検測台車です.

時代は変わりJR東日本では、East-iことE491系が電気と軌道の検測を行っています。クハE490が軌道検測車ですが、技術の進歩により2台車で検測を行い、演算により軌道のズレを算出しています。

民鉄でも軌道検測車が無い事業者はかつてはJRよりマヤ車を借りて検測したり、自社で検測車を用意して作業する事業者もいます。軌道検測車がある鉄道事業者はそれがマルタイ作業前のデータになります。

東急の軌道検測車は民鉄が導入している軌道検測車のなかでは、3台車を採用している軌道検測車です。

以前の東急は国鉄からマヤ34を借り入れて検測をしていました。東急では戦前にマヤ39900を鉄道省から借り入れ検測を行い、昭和23年の技術博覧会にむけて吉池化研と共同開発した検測車を出展した経緯があります。

工事車(モーターカー)による軌道検測

軌道検測車を持たない事業者では、たいてい工事車(モーターカータイプ)の検測車を保有しておりそれで調査をします。写真のは3軸単台車の軌道検測車で、自走可能です。

▲3軸単車のかなり特殊なタイプです.

最近では、装置がかなり小型になり写真のような牽引タイプの検測車というか、検測装置が出ています。

上から見るとトロ台車に蓋がかぶせてあるような構造です。

自走はできないので、モーターカーにより牽引されます。モーターカータイプでの検測は最高速度が時速35キロ前後なので、100キロ前後で走行する列車の動揺を再現記録するのはほとんど不可能です。その場合は、保線区員が列車に添乗して肉体的な「カン」で調査しています。

皆様の鉄道会社におかれましては、GMのマルタイを所有してマヤ34やE491系も所有しているなら優秀な鉄道事業者です。もし、軌道検測車がまだ導入されていないなら、モーターカータイプがあると言う設定にしてしまえばOKです。

ちなみに、モーターカータイプも所有していない場合は、保線区員が水糸を張りながら10mごとに検査をしていきますが、路線延長が長い事業者ではちょっと無理があります。

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