ドイツへ2015-その15・終-

随分引っ張っちゃいましたが最後です。
なぜフルダで降りたかというと、昨年ハンブルクからフランクフルトへ向かう時、怪しい車両がイッパイ止まっていたので、いつか降りてみてみたいと思ったからでした。
ワクワクさせるのはDBゼークフルダとあるので、工場があるからです。早速怪しい車両達がいました。

新車の怪しい車両です。荷物車のようにも見えますが、シキの上にボディーを載せたような構造で「非常用」のロゴが書かれ、側面表記から判断すると救援車の様です。ただ、コレ1両だけでは用は足さないようです。

コチラは旧型の救援車でしょうか。

操重車と控車のチキらしきモノがいます。コチラも「非常用」のロゴが付いています。
コチラはDBの一般的なモーターカーでGAF100Rと言うタイプです。DBでは97-17から続く番号が振られているようです。最高速度は100キロで現在は後継機種が出てきています。

構内の外れにはローカル線乗り場がありましたが、どこへ行く何の列車かは知りません。

工場とは一番反対側の線路に貨物列車が到着しました。
チキ。

締結装置の構造は日本と似ています。

貨車に挟まれた車運車。こんな光景もう何年も見ていなかったです。

ク5000形が2両続いてるように見えますが、前位側のコチラは2軸単車を2両永久連結したような構造の553形で、4軸単車になってます。

後位側は3軸単車の559形です。コチラの方が新しい車種です。

タンク車。怪しい銀色。
コチラはタンク体の上にカバーが掛けられています。

コインロッカーにスーツケースを預け、外へ出ます。

駅前はキレイな街並みです。

結構ICEが通過していきます。昨年はココを通過するICEに乗っていました。

車止めです。右上にある白黒の進入禁止のようなマークは日本では入換標識の停止で、黒い線が斜めの時は入換が可能あるいは、線路の合流を現示してます。コレは可動しないので永久的に停止を意味しています。貨物側線で入換区間の始終端を現示している感じで、車止めにも入換範囲を示す限界標識として制定されているようです。
模型ではブラバなどからは可動式信号機として発売されています。

もう一つ気になったのがコレ、変電所へ入る側線です。日本では見慣れない光景です。昨年はココに操重車が入線していましたが、今年はいませんでした。でもワクワクしちゃいます。

望遠で覗くと工場の一番奥に古典的な電機がいました。古いようで形式知りません。

道路の向かい側にはヤマダ電機メディアマルクトがありました。

駅へ戻ると見慣れないカラーの電機がいまして、急いでホームへ上がると行ってしまいました。

コインロッカーへスーツケースを取りに行き、そして最後の公衆便所へ。今回のトイレ代は前回より1泊多かったですが、約1200円に抑えました。ちなみに前回のトイレ代は約1500円です。

コチラは帰宅時のICE指定席券ですが、驚いたことに2列車乗り継いでも指定席料金は通しで計算されていて4.50ユーロのままです。10時55分にフルダを降りて12時47分発のICE597号の指定席料金欄は0.00になっています。
日本の新幹線でも改札を出なければ同じく通し計算になりますが、実質改札口が存在しないDBでは下車しても一緒と言うことになります。

ッと言うことでフランクフルトに到着しました。

正式名称はフランクフルト・アム・マイン中央駅です。何のことやらと思うでしょうが、コレも日本との違いで、フランクフルトという駅が他にもあり、マインは近くを流れるマイン川に由来しているようです。マイン川沿いのフランクフルトですよと言う意味で、街の名前も同様です。日本で群馬県横川駅の乗車券を購入すると(信)横川となりますが、コレが浸透しているようなイメージです。とても親切です。

フランクフルト空港駅まではまだ距離があるので、せっかくなので通勤電車ではなくICEで向かいます。距離的にはココが京急蒲田駅で、空港線に乗り換える様な雰囲気です。

ッというわけで、空港に到着です。

ドイツの良さは、昔々ヘッポコ工場長が小学生の頃、祖父母の家へ遊びに行く度に車窓から見える1キロくらい続く専用線とか、貨車の留置線を見つけてはワクワクし、あるいは見た事の無い事業用車とかを発見したあの感触がよみがえる場所でした。

なので、また行きたいです。

長々とご笑覧ありがとうございました。
-おわり-