デキ3021の運用

東急のデキ3021は、国鉄からの貨物や砂利の輸送用として導入された機関車ですが、それ以外にも車両回送や工事列車の運転にも活躍しました。東横線を片道だけの時は機関車の牽引だけでしたが、田園調布や大岡山でスイッチバックを伴うとき、往復で車両回送や工事列車の運転時は両運の3000系をお供に従えていました。
写真はデキ3021の後にデハ3450号が連結されています。夜間帯はほぼデワ3041が連結されて運転されていました。

▲伊藤忠興氏撮影.新丸子にて.
クラブツーリズム 鉄道の旅

時代はずっと飛んで、東急在籍中の最末期の姿です。この直後上毛電気鉄道へ譲渡されました。上の写真は腰回りのシールドビームなどがない頃で、車体がスッキリしている感じです。下の写真の状態は何となく機械然とした感じがします。