日本初のサーキット場取り壊し

日本初のサーキット場がかつて多摩川河川敷にありました。歴史家やモータースポーツに詳しい方には有名な話しですが、一般には意外と知られていない感じです。写真の階段状の物が観客席跡で、土手の斜面を利用しています。

場所は東急東横線・目黒線の多摩川橋りょう脇で、かつての東京橫浜電鉄が経営を担っていました。開業は1936年(昭和11年)です。下の写真の左側がサーキット場でした。

このサーキット場の客席跡ですが、堤防の高さが規定値より足りないため今月に入り取り壊し及び堤防の改良工事が開始されました。保存されず残念です。

階段を壊したコンクリートガラがどんどん搬出されています。とても残念です。

何とか保存は出来なかったのでしょうか。ちなみに、このサーキット場では本田技研創業者の本田宗一郎もレースに参加していました。