贖いの印-桜木町事故

記憶に新しい福知山線の脱線事故は明日で事故から2年を迎えます。
その前日の今日、4/24は桜木町事故から56年目となり、記憶の中から
消えかけてる人も多いと思います。
事故の詳細は皆さんご存じと思いますが、死者は106名と福知山線の
事故とほぼ同じです。
「鉄道工学は事故から学ぶもの」と言う言葉があり、尊い人命と引換に
安全な今日の鉄道があり、それを私は趣味としています。
桜木町01
▲現在の事故現場付近.(厳密にはもう少し画面奥)
その後、要因の一つであるドアコックが明示されるようになりましたが
これが遠因で三河島事故では残念ながら悲劇となりました。
近年このドアコックをむやみにいじり、新幹線等を止めてしまう身勝手
な人達が居ますが、その理由を知ればそんなことはしないと思います。
ドアコック
▲操作すればすぐ乗務員に分かりますし、防犯カメラも至る所にあり
悪戯でいじれば確実に処罰されます.

慰霊碑は鶴見の総持寺に桜木観音として祀られてあり、普段はひっそり
としていますが今日は献花とお線香の煙が絶えることはありませんでした。
この桜木観音の前には、JR東日本横浜支社長名で御影石の石碑が置かれています。国鉄時代の事故ですがJRになっても、その職責の重大性をしっかり引き継がれているようです。
桜木観音1
▲鶴見総持寺の境内にある桜木観音
事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。