東急3600形をベースにした鉄コレが相次いで発売され、さらに本家
の東急3600形も出たので、バリエーションの面で色々いじれそうに
なってきました。
3600形の生い立ち等はネットでも色々出ているようなので省略して、
鉄コレ製品群の整理をしようと思い発売順でまとめてみました。
鉄コレ「弘南鉄道3600系2両セット」に入っているのはモハ3601-
クハ3773の2両で末期にはクハ3773の前にクハ3672をたした3
両編成だったようです。
▲鉄コレ弘南モハ3601
実車では前面貫通扉は埋められて、昇降ステップも海、山両側に付
けられたり側板に縦樋が追加されたり色々変化しています。
ヘッポコが弘南へ行った時には既に運用から外れていて、元東急の
3400系等と共に捨ててありました。
▲弘南鉄道モハ3601 1996年撮影
鉄コレの床下については、旧型国電一般タイプといった感じの機器で
CPもAK-3の様なモノが付いてますが、実車ではD2Nが艤装されて
いました。
▲初期の3600形は殆どがD2Nで車輪はスポーク車輪
模型でも車輪はプラスポークを履いてます。ちょっとこれでは可哀想
なので、先日zuppeさん、つかささんとペアハンへ行った時ペアハンの
スポーク車輪を購入したのでコチラを履かせる予定です。
模型の屋根上でヒューズ箱の様なモノが付いちゃってますが、あれは
避雷器で実物はウマに載った四角い箱です。過剰表現になっちゃっ
ているので、GMのキットから切り出したいです。
当然、非貫通のデハ3600は東急には存在していないため、東急仕
様にする場合は貫通扉を開ける事になりますが、お手軽にタヴァサ
の東急サッシに付属している幌枠を付けちゃって中間に組み込むの
が手っ取り早いです。
デハ3600のうち、全金属更新車体新製は3601,02,07,08の4
両と、これらと同一車体だったデハ3472です。
セットの相棒となったクハ3773です。Hゴムは東急にいる早いウチか
ら黒Hゴムのようで、弘南現車も製品も黒そのままです。
幌枠は若干ゴツイ感じにも思えますが、東急仕様に戻す際は少し削
り込んだ方が良いです。縦樋が表現されていないのが救いで、クハ
は緑に塗ってしまえば比較的簡単に東急仕様になりそうです。
▲鉄コレクハ3773
床下で目立つのは「蓄電池箱」ことバッテリーケースです。東急3000
系列ではクハ、サハに艤装されたバッテリーケースが特徴となります。
昔の車両はバッテリー無くても走りましたが、今の電車はバッテリー
が上がると走れません・・・
▲模型には付いてないので付けてあげたいです
クハ3773-クハ3672の連結面です。ジャンパー栓受けの形状や
幌枠などは弘南仕様に改造されています。
▲右がクハ3773で東急時代よりゴツイ幌枠です
クハはタネ車のクハ3770の他、同形態のクハ3670にもなり3772
~3775と3671~3675にすることができ、小窓更新後でも幌枠が
ついていたのは3773で、3775は最後まで幌付きでした。
3774は時期によって幌枠を付けたりしてましたが、譲渡前には撤去
されています。
クハ3670の方では、3671が末期まで幌枠付きで、3673が時期に
よって幌枠付きのようでした。
本家のページからリンクしている田奈写真館さんに詳しい写真が沢山
出ていますのでご覧下さいませ。
しかし同じフィルムのコマにある弘南をみていると、貨物輸送はとっく
に終わっているのに、当時はまだ貨物輸送でりんごを出荷して居るよ
うな様相が残っていました。
▲左の木箱?がいい感じです