鉄コレ東急3600シリーズ-その2-

鉄コレ東急3600シリーズの整理2日目は豊鉄です。鉄コレ「豊橋鉄
道1730形2両セット」に入っているのはモ1731-ク2731の2両で、
ヘッポコは現車を一度も見た事がないため今回は東急化への改造を
中心にまとめてみます。
モ1731は元デハ3553で周りの車両がドア交換されている中、この
車両はプレスドアのまま豊橋へ譲渡となりました。
鉄コレのライトは全く豊鉄仕様で、東急時代は埋込式ではなく取付式
1灯のヘッドライトでした。貫通扉の方向幕も豊鉄仕様で当然東急時
代にはありません。
台車についてもコチラのモ1731は豊鉄で交換されています。そして
東急時代のベンチレータは5個でピッチも異なりちょっと一筋縄ではい
きません・・・
モ1731
▲末期はプレスドアで緑色車体
こちらはセットの相棒ク2731で、元デハ3554です。デハ3553と
3554はペアを組んでいて、こちらの3554は中間に入っていました。
3553がプレスドアのままだったのに対し、こちらは緑色時代にドア交
換もされてその後豊鉄へ譲渡されました。
東急時代のライトは埋込大型ライトで、弘南クハ3773のライトで屋
根をパンタ付きとして貫通扉の方向幕を削れば東急時代になります。
ク2731
▲東急化には弘南クハ3773のライトが必要です
そして、デハ3554の車体は厳密に言うと、パンタ作用空気配管が
運転台脇に露出配管となっているため他の3600形とは若干異なり
またまた一筋縄ではいきません。
3550形の台車は川車1400という台車で、ク2731の台車がオリジ
ナルに近いです。モ1731の方もこの台車にしてライトを交換すれば
東急時代に近づきます。
台車
鉄コレなのになによりもこの2両が優れているのは、屋根形状の違い
が表現されている点です。
車体そのものは17m車で3600形と同一ですが、デハ3553の方は
切妻で、デハ3554は丸屋根の平妻でこの辺はしっかりと作り分けさ
れています。
妻
▲左の3553は切妻に対し右の3554は平屋根です
この平妻、切妻が曲者で、ノーシルノーヘッダのデハ3508などは全
長が違う以外にも妻面が丸妻だったりするため作る事が出来ません。
ちなみに、3500形、3650形は全長16.2mで3600形は17m車体
となっています。
並び
▲張り上げ屋根車体はGMキットから改造の方が楽です
デハ3553を除く3600シリーズの妻面はほぼこの写真の様な感じ
です。貫通扉は薄いペールグレーでグンゼの#56に白を混ぜた色が
近いです。この色は現在も貫通渡り板に使用されています。
貫通扉
▲おそらくサハだと思います 1987年撮影
次回は鉄コレ「東急3600系」と改造出来る車種についてです。
長々お読み頂きありがとうございました。