観覧車を見に行く-その5・終-

さて、3日目は帰宅となります。リトルトーキョーのダウンタウンから空港へはメトロを3回乗り継いで更に路線バスに乗るか、リムジンバスかタクシーしかありません。今回はリムジンバスで帰ることにしますが、その前にちょっと散歩へ出ます。
この日も朝は霧が出ていましたが街並み観察です。道路上にパーキングメーターが結構あります。

よく見るとコインのほかカードも使えるのに驚きました。流石カード社会です。

リトルトーキョーの裏側は余り治安の良い場所では無いのでこの近辺でやめておきます。リトルトーキョー停留所を出発するメトロの動画はコチラをどうぞ。
散歩を終えホテルへ戻りチェックアウトをして、メトロゴールドラインでユニオンステーションへ向かいます。今回1駅だけなので片道乗車券を書き込み乗車します。
ユニオンステーションから空港へ行くのはフライアウェイバスというリムジンバスでコレに乗ります。$8でカード払いのみです。

このリムジンバスは24時間、60~30分ヘッドで運行していますが、朝は20分ヘッドです。10人ほどの乗車で出発となりますが乗客は皆前の方に後方は乗車しガラガラです。

前回のドイツでのICE乗り遅れを反省し、ガイドブックにはLAX空港へは3時間前までに行くのがベストと書いてあったのでその通りに行きましたが、空港へ着いてから出国手続きまで1時間ちょっとかかりました。
早めに着いても見るモノが沢山ありますので、全く問題ないです。駐機場を覗くとアメリカンな車体のフードローダーがいました。

飛行機は出発の30分前に搭乗開始となります。バスがガラガラだったように、機内へ入るとコチラもガラガラです。3列シートの通路側を取っていましたが、残りの2席にはなんと誰も来ません!新間隔エコノミーで3列を1人で座るのはとても快適です。
更に後方は3列席に誰も居ない箇所が何カ所もありました。やはりオフシーズンなのですね。

「ただいま全てのドアが閉まりました。」のアナウンスで窓側へ移動。国際線で初の窓側に座りロサンゼルスの地にお別れしました。

殆どビョーキです。実物では小空港ですが、このくらいの大きさでもモジュールでは相当な面積が必要ですね。

アメリカ大陸の沿岸をずっと飛んでましたが、サンフランシスコ付近から太平洋の上へ。サンフランシスコの街並みとベイブリッジが見えます。
景色が見られているせいも有るかもしれませんが、アメリカは今までの旅行先で帰るのに未練が残る場所です。

機内食です。隣に人が居ないととても食べやすいです。

11時間半のフライトで、雨の成田に到着しました。

先日のドイツと違い、アメリカは国土面積も広く全てがビッグサイズなせいか日本、ドイツから見ると生活は勿論、鉄道施設についてもおおらかで大雑把なところがありました。
コレについては沢山感じたのですが、例えばこのメトロの発車案内盤は、最初見方がよくわかりませんでした。イーストLA行きの1本目が2分後、2本目が13分後に到着という意味です。下の行は反対方向へ行くパサデナ行きで数字は同じ意味。同一方向でも違う列車に対してこの「行」を分けないで「カンマ」で済ませてしまうのは、効率的と言えばそうですが大雑把というかおおらかな感じがしました。

ドイツではゆったりとした時間の流れを感じましたが、アメリカでは余裕に満ちた時間の流れを感じました。機会があればもう一度ロサンゼルスへ行ってみたいと思います。
 長々とご笑覧ありがとうございました。
-おわり-

観覧車を見に行く-その4-

模型店で買い物したのはコチラ。スムースイット用べーピングテープはKATOや天賞堂でここ1年ほど見かけなかったので助かりました。

そのほかにNJインターナショナルの小型信号機がかなり良さげだったので店頭在庫3個共購入。

愛想のいい店員さんでピンバッチくれました。終始ニコニコしていてゆっくりしゃべってくれたので買い物は思い通りに出来ましたが、アメリカ人の英語は発音がキレイですね。まぁ、ガッツリしゃべられると全然分かりませんが(^^;
ハンブロールがあれば欲しかったのですが、取り扱ってないということで残念でした。

買い物を終えタクシー拾える場所を聞きましたが、「ふぉーふぉーっ」ッと笑って「タクシーはこの辺に居ないから呼んであげるよ」と。ロサンゼルスでは流しタクシーは無く、『ホテルかレストランで呼ぶしか無い』とガイドブックにあったのですが、模型店で呼んでくれるとは思いませんでした。
次に行くのはエキスポラインの現在の終点カルバーシティー駅です。サンタモニカまで延伸されるとただの中間駅になってしまいます。カルバーシティー駅へは模型店からタクシーでチップ込み$12でした。
ホームへ上がると何とも言えない終点の景色が広がっています。

おそらく工事用車両が通過しやすいようにこのような形状になっていると思われます。過走を考慮しない形態がすごく新鮮でした。
車止めは車輪止めのような形状です。

完全に停止信号です。この後、メトロブルーラインとレッドラインを乗り継ぎ、ユニオンステーションへ向かいメトロリンクへ乗ってみます。

駅はどう、って事の無い作りです。

ユニオンステーションのメトロリンク有人窓口は長蛇の列なので券売機で乗車券を購入します。JR線もそうですが、みどりの窓口は混んでいるのに、長距離券売機はガラガラというのをよく見かけますが、コレは移動に対する不安がどこの国も一緒と言うことでしょうか。

アムトラックとメトロリンクの乗車券が購入出来ます。

アルファベット順に駅名を選択し、今回の目的エルモント駅を選択します。

片道、往復など乗車券の種類を選びます。時刻検索機能があり、この券売機で事が足ります。

ホームへ上がるとアムトラックの車両が停車中。あのアムトラックとはお財布の出所が違うため、塗装も落ち着いた感じで標記もアムトラックカリフォルニアとなっています。

ずらりと並んだメトロリンクの車両で、ロサンゼルス近郊の通勤区間を担当しています。とはいえメトロリンクはよくわからないですが、興味がある方は調べてください(^^;

通勤区間と言っても1日を通して1時間ヘッドという有り様で乗り遅れると大変です。駅員さんにエルモントへ行く列車を聞くと「セブンティーン」と聞こえて17番線を探すも、14番線までしか有りません。別の駅員さんに聞くと「セブンエィ」っと言ってました。7A番線という事でした。ドイツのように1つの番線をABと区切っているようです。手前がB、奥がA乗り場です。

客車がディスクブレーキです!
オール2階建てで自転車も積めます。

1階座席で集団離反シートになっています。

ゴツイ出入口と入って右側がトイレです。トイレマニアとしては中に入るの忘れてしまいました。ピクトグラムは日本と一緒でわかりやすいです。

座席幅はちょっとキツ目です。全て自由席でしてせっかくなので2階席へ。

定刻に出発。出発して程なく貨物線を直角クロスで横切ります。

時間の都合で2駅しか乗車出来ませんでしたが、ココまでで約30分、エルモント駅に到着です。

改札口はありませんが、券売機は左の屋根の下に2台あります。ユニオンステーションも改札口はありませんが、階段を上ったところに駅員さんがいて、切符の所持を確認しています。ここも踏切の横に駅員さんがいます。

エルモント駅を出発するメトロリンクはコチラをご覧ください。
15分ほどで来る反対列車に乗りユニオンステーションへ戻りますが、10分延でやってきました。そして、帰りは45分かけて戻ります。単線のため信号場で交換待ちがありそのままの遅延で17時過ぎにユニオンステーションへ到着。

何とも言えない機関車のゴツイ台車です。

日没後は外出を控えたいので、宿のあるリトルトーキョーへ戻ります。リトルトーキョーは日本人街というかリトル東京です。ヤマザキのパン屋さんです。

日本食屋に入り、ビーフステーキの和食セットを注文しました。美味しかったですが、ブロッコリーが多すぎ。店内には日本人客も2組いて味噌汁の蓮華付いてないのに私には付いてました・・・また中国人に間違えられたか。

-つづく-

観覧車を見に行く-その3-

宿はリトルトーキョーに取りココを拠点に動きます。早朝から出たかったのですが、2日目は霧がすごい朝でした。
ヘッポコ工場長は松屋、てんや以外でまともな好きな食べ物が「パイ」でして、ロサンゼルスで有名というパイ屋さんがホテル近くにあるのをガイドブックで読み、7時開店のお店へ7時10分にいきました。開店直後で既にOLさんが2人いました。「パイホール」と言うお店。

メープルパイとコーヒーを頼みました。コーヒーは小さいのを頼みたかったのですが1種類しか無く・・・スマホよりデカイです。ただ、パイはウマウマでした。
お店はどんどんお客さんが入ってきます。さすが人気店。
朝食がパイなんて小洒落た事をして、アメリカを気取りリトルトーキョーの停留所からメトロに乗ります。

この日もメトロを沢山乗るので、1日乗車券を購入。昨日のTAPカードへ書き込みを行います。右上のメトロデイパスが1日乗車券です。

メトロで移動した後、ほど近い貨物ターミナルで写真を撮ろうとウロウロしてカメラを出した瞬間、警備員がやってきて大きな声でなにやら言ってました。遠くからでしたがとにかく「撮っちゃダメ」というのが空気でわかりました。と、言うわけで貨物基地の写真はありません。監視カメラが沢山あり監視されていたわけですね。
ヤマシタさん曰く9.11以降は貨物列車自体の撮影が厳しいようです。やがて金網越しでのやりとりとなりましたが、アメリカさまですからゴネて打たれたら身も蓋もないので立ち去りました。
再びユニオンステーションへ戻ります。こちらは西口で、ココからバスで観覧車のあるサンタモニカに向かいます。
コレがバス停ですが、かなりわかりにくいです。ココから三角マークのビッグブルーバスというのに乗ります。サンタモニカまでは25キロほどありますが、運賃は急行バスで$2です。

コレがビッグブルーバスで前面の銀色のバンパーみたいなところを引き出すと自転車を積める構造です。

ビッグブルーバスの車内です。この後止まるたびに乗客が増えていき、やがて満室となります。

降車ボタンは無く、降りる時この黄色い紐を引っ張ると、「ストップリクエスト」っと放送が流れます。

朝ラッシュの渋滞もあり約50分で到着。ココはサンタモニカのショッピングモールですが、平日の朝はガラガラです。トイレだけ借りによりました。

サンタモニカピアの遊園地へ向かいます。

ストラクチャー観察には最高の曇りです。ッというか、霧がまだ残っている感じです。

真っ先に観覧車へ。オープンタイプのゴンドラです。でもよく見るとファーラーの丸に対して八角形で有ることが分かりました。とにもかくにもこのオープンタイプのゴンドラはおそらく法律の関係か何かで、日本には無いような気がします。

ゴンドラには番号が振ってあります。こういうのはインレタでさりげなく入れたいです。しかし、落っこちそうで怖いですが、アクリル越しでない分景色がよく見えそうです。

前日は立ってみている女性が居ました。

基礎付近も観察。

乗り場や制御盤も重要な小物です。

ファーラーのHOではこんなジェットコースターも出ていたはずです。

遊園地の全景。この日1月第3月曜日はハッピーマンデーで、マーティンルーサーキング牧師の記念日になり、アメリカでは祝日になっていました。つまり3連休な訳でして、サンタモニカピアは結構賑わっていました。
キング牧師は、最近綾野剛の転職会社のCMでスピーチが流れているアレです。

こんな遊園地作ってみたいです。

コチラは切符売り場ですが、この日はお休みのようです。

食べ物屋さんも重要な施設です。

サンタモニカピアを一通り見た後、メトロの延伸工事を見に行きます。メトロエキスポラインが現在サンタモニカまで延伸工事たけなわです。サンタモニカはクルマかバスでしか行けない場所でしたが、鉄道が開通するともっと賑やかになると思います。
来た時とは違うビッグブルーバスに乗りセプルベターと言うとこまで行きます。よくわからないので、バスの運転手さんにそこへ行くか聞くと「ふふんぅ」ッという素っ気ない返事。15分程で無事に到着。日本では認められない踏切の新設工事が行われていました。

アメリカンな軌陸車が架線工事中です。

奥にも何か居ますが、ご覧の通り両側がフェンスで近づいても見ることができません。

ちなみに、コチラは上空から見たサンタモニカ付近の終着駅。

大規模な車両基地も建設中です。

ココでお昼となりまして、近くの通り沿いにあるハンバーガーショップへ。大きさが気になり恐る恐る入りましたが・・・

全然行けるサイズです。ッというかアメリカ人にとっては小さいのでは無いのでしょうか。飲み物のサイズを聞きましたがオンスで言われても分からず、モジモジしているとカップを出してくれました。当然Sサイズ。

腹ごしらえが済み、今度はカルバーシティーバスというバスで模型屋さんに移動します。約12分おきで難なく乗れます。
丁度、移動制約者の方が乗車するところでしたが、運ちゃんが運転席に座ったままでボタンを操作し、スロープがバタンと出てきてスムースに乗車。スマートさと手際の良さに驚きました。移動制約者への対応は日本よりかなり進んでいる感じです。

15分程で模型屋さんの近くに到着。ALLIED MODEL TRAINSと言うお店です。赤い服で恰幅の良い方が店員さんです。

-つづく-