ニューシャトルと団結小屋【空中権】

ニューシャトル建設反対派の団結小屋

世の中は色々な利害権利の塊で堅苦しい世の中になっていますが、森羅万象がヘッポコ工場長のモジュールの源です。
鉄道を敷設するにあたり、公共性が高いため都市計画決定されれば鉄道用地はやがて土地収用法に基づいて最後は強制的に収用されてしまいます。道路も同じです。
ココの高架橋の金網の囲いはゴルフ場からのボールを防護するためで無く、最後まで用地買収に応じなかった土地を強制収用したことにより、鉄道側が空中権を主張するために設けられた金網です。つまり金網の中の空間は鉄道が使用すると言うのを主張しています。

大宮のてっぱくへ行くニューシャトルの終点内宿駅に近い場所にコレが存在しています。

この金網の下には反対していた方々の当時の団結小屋がまだ残っています。

「空中権強制収用断固反対」と書かれています。

昭和の終わり頃の話しですが、高架下と言うこともあり未だに残っています。

この存在は謎の社員Sさんから聞いていましたが、朽ち果てるのも時間の問題かと思い訪れて見ました。

エンタツ電器店もやがて道路拡幅により買収となります。収用と言われますが、買収による受取金額は非課税対象のため満額もらえます。エンタツ電器店は今までの売り上げから算出された金額が、休業中の営業補償として補填されるほか、配達等の店員さんが2人いるため店員さんの労働保険等も補填してもらえます。とは言え、先祖代々の土地を売るのは愛着もありなかなか売りたくは無いです。