インピーダンスボンド【キハ工房その3】

製作方法がわかったので、全部組んでみることにします。キリシロが小さいので、0.2ミリの薄刃カッターで切り離すことにしますが、それ以外は試作と同じ工法です。

製作時間は1個当たり2分位です。

インピーダンスボンドは1個のポイントに対して3個必要になります。こんな配置で帰線ケーブルとかも表現したくなります。

インピーダンスボンド【キハ工房その2】

早速組み立てます。ペーパーキットなので気楽に組むことが出来ます。

グレーのは土留め枠で、インピーダンスボンドは2枚を重ね貼り合わせる構造です。デザインナイフで切り取ります。

土留めの上に中性線が表現されている部分を貼り付けます。

そして蓋の部分を取り付けます。出っ張りの大きい部分が中性線と反対側に来るように接着して完成。ココまで5分は掛かりませんでした。軽く色差ししてみたいです。左側はちょっとズレたかも(汗)

インピーダンスボンドの設置箇所は、絶縁継ぎ目の横付近で、このように信号機の近くに設置します。コレだけで、線路周りが引き締まります。

ポイントのそばだとポイントの根元や、分岐した先だとこんな感じです。分岐した先は基本的な約束事があり、車両接触限界から2m離れた箇所に絶縁継ぎ目を設置する決まりがあるため、車両接触限界から分岐先方向に設置すればOKです。最近はこの数字が鉄道事業者によって変わってくることがあります。

終端部分にも設置すると線路が引き締まります。JRは終端部分にも設定されています。

軌道回路の終端部分のため、インピーダンスボンドが1個しか設置されておりません。

コチラは終端部分でも2個のタイプになっていて、若干役目が違っています。

コチラは終端部分で1個のタイプです。たかがインピーダンスボンドとは言え、この辺は奥が深く、研究すると面白いかもしれません。

インピーダンスボンド【キハ工房その1】

JNMAで購入したキハ工房の製品です。インピーダンスボンドの他に、公衆トイレはトイレ研究家として外せないため購入しました。

インピーダンスボンドを迂回するトラフも入っていますが、キハ工房ではトラフのキットも販売されているので、そちらと組み合わせると緻密な線路周りが完成します。

中性線がある一般的なタイプができあがります。

インピーダンスボンドとは、レールに流れる直流帰線電流と、同じくレールに流れている交流信号電流を振り分ける装置です。インピーダンスと言われているように、信号電流の交流に対して抵抗分となるコイルが入っています。
キハ工房のは、本体が鋳物で出来ているタイプがプロトタイプとなっている感じです。

鋳物製は、冷却のために中にオイルがひたひたに入っていましたが、最近のは下の写真のように樹脂製の容器になってオイルも入っていません。災害時にオイルが流出する可能性があるからです。

色は黒色だけではなく、グレーの物もあります。新幹線などもグレーです。写真のは終点部分なので若干形状が異なっています。配置はポイントのつなぎ目付近や信号機の近くで、絶縁継ぎ目の横辺りに設置します。