貝のマークでおなじみのシェル石油ですが、日本では間もなく消滅するブランドです。シェルと言ってもすでに合併がされていて、日本では昭和シェル石油が正式名称ですが、更に出光と合併して貝殻マークは消えることが決まっています。
かなり端折るとシェル石油は、オランダが本拠地のロイヤルダッチシェルと言う社名で、創業者は横浜でライジングサン石油という油卸売り問屋を開いていました。三浦海岸で見つけた貝殻が素敵だったため祖国に帰国し石油業を始めるときに、マークと屋号を考案したものです。正式な話しはよく覚えていないので、興味のある人はググってください。
当時のライジングサン石油があったのは、横浜駅に隣接したこの場所になります。左に横浜線が居る場所は根岸線、右の鋼鈑桁のある部分は東横線の廃線跡です。
鋼鈑桁が連なり大きな川を跨いだような格好ですが、構造物名称はライジングサン陸橋という名称になっています。奥の箱桁は帷子川橋りょうです。名前の通りココがライジングサン石油の土地でした。
以前は鋼鈑桁がずっと連なっていましたが、帷子側部分は桁の掛け替えが行われて現在の箱桁になっています。
もうじきこのシェル石油は出光のマークになる予定です。ちなみに、よく間違えられるのですが、砂漠で目玉焼きを焼いていたり、バラがかちかちに凍ったCFは「モービル1」でシェルではありません。
元々シェル派だったので無くなるのは寂しいです。
コチラはタイ・バンコクで見かけたシェルのガソリンスタンドです。こうやって見ると日本と変わらないです。
模型では貝殻マークは残り続けます。