原宿団地高架水槽

コロナ禍であまり出かけられませんが、ヘッポコ工場長の家からほど近いところに、特徴的な給水塔があって前々から気になっていたので散歩がてら見に行ってきました。

高架水槽(給水塔)

1960年代後半から1970年代前半に建設された団地内に水を供給するため、高いところに水槽を建設し各戸への給水を行う施設です。給水は位置エネルギーを利用しているため、谷底にある建物へも容易に給水できますが、現在では給水技術が発達したため団地でもこのような水槽を設ける必要がありません。

原宿団地高架水槽

かつては国道1号線の渋滞名所、原宿の交差点近くにある団地に高架水槽がありました。水槽は目立つので、ココを目指しながら近づくと、厳重に管理された立入禁止の看板が目にはいりました。水道事業設備なので管理者は神奈川県になっています。東急コミュニティーは管理業務を委託されているモノと思われます。

下から見上げるとUFOが刺さっているような感じで、上海の東方明珠電視塔にも見えます。横浜の上海?

基礎の部分を見てみたかったのですが、よく見えませんでした。給水用と思われるパイプが沢山でています。


銘板がありました。昭和46年竣工と言うことで50年前の水槽になります。

昭和な団地を再現するにはこの設備があった方が良さそうです。GMの公団住宅などがまさにそれです。高架水槽については、国内メーカーからはでていませんが、海外製キットでは給水塔として発売されています。

安全側線レールを購入してみた

安全側線レール PL541-15-S140-SY

TOMIXの安全側線レールを購入してみました。色々なモノが入っていて実際はセットになっています。セット内容は安全側線に必要な安全側線レール2本(乗越ポイント左)、C280-15×2本、S72.5×2本、車止め×2個、ダミーポイントモーター2個、ダミーポイントモーター台2個、その他ランナーパーツのアクセサリーが入っていますが、それぞれ見ていくことにします。


安全側線とは

正面衝突や合流接触を避ける設備で、2列車のうちどちらか片方をわざと脱線させたり砂利盛りに突っ込ませて最悪の事態を回避するための側線です。

ただし、そもそも止まる意思のない列車で駅間最高速度で進行してくるモノに対しては無力です。オーバーランや流転に対して衝突を回避させるモノです。コチラも参考にご笑覧ください。

安全側線レールセット内容

安全側線レール(乗越分岐器)

一番の目玉となる安全側線レールこと、乗越分岐器(のりこしぶんぎき:ポイント)でコレは左分岐となるポイントで、プロトタイプは枕木が明るい茶色の合成枕木を使用した現代タイプの乗越分岐器です。今後右カーブが本線になるポイントも発売予定になっています。

ポイントであってポイントでないのが乗越分岐器で、模型ではトングレールはダミーで動かない構造です。右側のトングレールは通常のものですが、実物の場合左側のトングレールは本線レールに覆い被さる構造になっていますが、模型ではさすがにそこまでの再現はなく、棒状の塊になっています。

実物はこんな感じですが、実物のトングレール部分は可動します。模型では車両を載せて分岐できないので、その機能はカットしているようです。

クロッシング部も独特の形状をしています。この通り、模型でもココから分岐させて車両の留置に使うことはできません。あくまで飾りのポイントになります。ガードレールがちょっと短いのが残念です。

横取り装置としても利用可能

実際は乗越分岐器ではありませんが、箱の裏にはダミー渡り線として、使用例が載っています。保線車用の渡り線のことを指しています。

ダミー渡り線とはこんなかんじです。保線基地のそばにこのように配置すれば完成です。本線から保線基地へのポイントとして使用しても模型なら「まぁよし」と言う感じです。

発売予定の右分岐安全側線レールは↓コチラになります。


付属レール

付属するレールはC280-15とS72.5が付属していますが、レール部分は錆を表現したプラレールのため通電走行させることはできません。

付属アクセサリー

ダミーポイントモーター(電気転てつ機)のほかアクセサリーは、枕木積み車止め、過走式車止め、安全側線緊急防護装置などが入っています。

特に印象にあるのはこの海外製っぽい過走式車止めです。設置が容易でありながら、衝突時の本来の性能が十分に発揮できるため、仮設の車止めとしても用いられ、多くの私鉄でも終端部分に採用されています。現代の私鉄終端駅にはピッタリの車止めです。

どう見てもコレです。色を塗って安全側線ではなく、終端駅に設置してみたいです。

安全側線レールでも新線建設区間を演出すると,過走式車止めもこのように使えます。

安全側線緊急防護装置などはコチラの記事をご覧ください。近々安全側線についてまとめる予定です。

早稲田の穴八幡宮へ

早稲田駅から徒歩1分ほどのところに穴八幡宮という神社があります。一陽来復という商売繁盛、出世、開運で御利益のある神社で、ヘッポコ工場長の実家は自営業だったので何十年もこのお宮に通っていました。

穴八幡宮とは

この八幡様は、冬至から節分まで特別なお守りを発売するのでその時期だけものスゴイ混雑します。「一陽来復」というお守りが一番の売れ筋です。商売繁盛、出世、開運の御利益がいただけるので、最近ではメディアなので取り上げられ認知度が上がっています。以前の本殿は趣のある社でしたが、今では一陽来復のお守りの売上か立派な本殿になりました。周りの神楽殿なども近代的で立派な物になっています。

先日も春分前に「一陽来復」のお守りを頂きに行きましたが、緊急事態宣言がでているせいか屋台の出店が一切ありませんでした。参考までに、一陽来復は冬至、大晦日、節分の日に家の中で貼り付けるお守りです。

コチラは2年前の写真ですが、階段を上がった場所に屋台が見えます。それより何よりこの神社の地形がとっても興味あり、鳥居の先に階段があるのは、モジュールで採用したくなる神社です。

今までは参道の両脇は、屋台がギッシリ出ていました。たこ焼きやお好み焼きやなど王道なお店のほか、八幡様に関係したお守りや根付けなどを売っている屋台もありました。それも楽しみの一つでしたが今年はありませんでした。

しかし、今年は参道には参拝客がずらっと並ぶ状態になっています。逆に、こんな風になっていたのか、っと気がつきました(笑)
普段からお参りに行けというのもありますが。

昨年末の大鳥神社の酉の市には屋台が出ていましたが、穴八幡では緊急事態宣言がでているせい、あるいはコロナを想定して今年は最初から屋台を断っていたのかもしれません。

▲2020.12東京・目黒大鳥神社:撮影

屋台を観察するのも好きだったので残念です。買い食いはしませんが、模型の参考にと観察しています。っとはいえ、屋台の模型を出していた「こばる」が模型事業を手放してしまったため、継承した「さかつう」に期待をしたいです。

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境内の状況が観察できたので今年のコレはコレでよかったのかもしれません。もう少しすると梅の花がつぼみを付けそうです。春は目の前までやってきています。