鉄コレ東急3450形Aセット-その3-

今回は床下機器が作り込まれていないため、この辺の違いは割愛しています。たとえばCPがD2Nだったり、C1000だったりRCP78だったりと。沼です。

▲弘南の3600系に艤装されてたD2N.

川車(幌無し)

コチラもオーソドックスな感じの幌無しタイプです。っとは言え、70年代後半まで幌付きが多かったのですが、入場時に取り外されたりしてきました。むしろ、以前は幌なしが珍しい感じだった気がします。

拡大すると、テールライトは引掛式で、貫通引戸はくぼみがある木製タイプです。模型だと3473、3492、3493あたりでしょうか。側に目をやると、車側灯が砲弾型だったり埋め込みだったりっと、かなり沼です。

この辺がまさにプロトタイプになります。このデハ3473も昭和60年頃、入場に際して幌が取り外されました。車側灯も埋め込みタイプで鉄コレにはぴったりです。

とは言え、3450形なので正直どう組んでも遊べます。オールMで4連や5連を組んで田園都市線や鉄コレ3600形に付いていたクハ3670を使って、田都4連や目蒲3連を組むことができます。この時代ですから記録に残っていない編成組んでいたりしますし。
3450-3450-3450-3450(-3450)
3450-3450-3450-3670
3450-3450-3670
強いて言えば、電車市場にはもう少し数を打って販売して欲しかったです。

鉄コレ東急3450形Aセット-その2-

丸妻の川車について見てみます。

川車片運(幌付き)

Aセットの真ん中に入っているのが川車片運幌付きです。オーソドックスと言えばオーソドックスですが、色々違いがありかなり沼です。
模型では尾灯がガイコツ形の引掛式なので番号が絞られてきます。

引掛式尾灯のうち、模型で楽しむには3464、3468、3475、3493っと、かなり絞られてきます。 どちらかというと中間組込で前照灯、ATSが撤去された車両が多かったです。鉄コレでも真ん中に組成されているので、中間車の扱いだと思いますが、幌付きが前に出るとカッコいいです。
デハ3464はデハ3552と共に日立製作所に貸し出され、デハ3552に艤装されたVVVFの伴車として活躍していました。

コチラはデハ3483号ですが、幌付き、尾灯は引掛式ですが、貫通開戸の真ん中にくぼみがない鋼製扉タイプになります。模型は真ん中にくぼみがある木製扉がプロトタイプなのでのこタイプは除外になります。

ところで、3450形デザインで側面の最大の特徴は、ウインドシルがドア端まできていないことです。この手の車両はドアぎりぎりまでシルがきていますが、窓とドアの中間あたりで終わっているため、ドア周りの無骨間が和らいでいます。

-つづく-

鉄コレ東急3450形Aセット-その1-

今月上旬に開催れたヨコハマ鉄道模型フェスタで、先行発売された東急電鉄3450形3両セットAですが、開催中の2日間とも瞬殺でした。後輩が購入していてくれたので今回無事に入手できましたが、今週末の通販も瞬殺する気がします。

中は日車両運、川車片運2両で片運車は幌付きと幌無しのチョイスです。

東急デハ3450形

3450形は50~99番まで50両存在した主力車両ですが、1両1両形態が異なりモデラー泣かせの車両でもありました。それ故、3450形はヘビーマニアが多い車両です。

▲3474Fで,中間はサハを挟んだ編成.

ヘビーな差異については書籍などが出ているので参考にしていただき、今回の鉄コレを中心に何回かにまとめてみます。

日車両運

今回の日車両運は実車は1両のみの車両です。昭和6年製のデハ3450号でトップナンバーがそれにあたります。日車と川車の一番の違いは日車が折妻で、川車は丸妻です。
このデハ3450号は下り側は貫通で、模型では屋根上の水切りが付いた状態なので、1980年代前半までといった感じです。

編成を組んでいたときコチラは当然連結面側となるため、動力牽引車の時以外はなかなか貫通側を見ることができませんでした。

しかし、上り側は非貫通という非対称ぶりが早速マニア心をくすぐります。屋根上は第2パンタ台が用意されていましたが、結局使うことはありませんでした。
両運車は3両いましたが、この3450号は比較的編成に組み込まれた車両で、1970年代前半の東横線時代は、両運車を3両ともつなげた状態で走っていました。

日車は全車アンチクライマーが装備されているのも特徴の一つです。川車も一部ありますが、段数の違いがあります。

色を落として、このジャンパーは取り付けてみたいです。

-つづく-