貨車門【T356X製】

貨車門

今までありそうでなかった貨車門のストラクチャーが、3Dプリンタで貨車などの製造を手がけているT356Xより発売されました。

3Dプリンタ製なので、こまいか部分も再現できていますが、強度的に不安な部分もあるため、取扱は丁寧に行う必要があります。サポートと本体をよく見極めて切断しないと、部材の部分を切り落として台無しになってしまいそうです。

ヒンジの部分は凸と凹を組み合わせるので回転させることが可能のようです。

貨車門は鉄道門等とも呼ばれ、専用線が社有地に入る境界などに設置されています。

それが貨車ファンには堪らない良さが出ているのです。線路がなくなっても門だけ残っていることもあり、その時はトワイライトゾ~ンになります。

色々な形状がありますが、今回発売されたのは親柱がしっかりしたタイプで、省線門と書かれてある通りちょっと古風な感じになります。タイプ1となっているため、今後のパリ展も楽しみです。

神武寺駅にある鉄道門は、アメリカ軍の敷地となっているため、周りの高いフェンスに合わせて、デカイ門になっています。

その昔は支柱は木製ったようです。今は金属の支柱になっています。

落とし込みによる施錠もありました。よく観察知ると色々あります。

東急3000系出場【J-TREC横浜】

東急3013F出場

東急目黒線の車両は、東急新横浜線開業用の改造工事が横浜のJ-TRECで進められています。今回3013Fが出場となったので逗子まで見に行ってみました。

神武寺へ

神武寺の専用線へ向かうとすでに翌日の輸送行程にあわせて3+3に組成されている3013Fが居ました。妻面の汚れを見る限り車体の清掃等は行われず、必要な電装品のぎ装にとどまっていると思われます。埃、油で汚れきった車両をいじるのも工事する人はイヤでしょうね。

授受線のポイントには床板にグリスがタップリ塗られていました。授受線は最近色々手を掛けた痕跡が有りました。

再び逗子駅へ戻ります。歩いて行ってもよかったのですが、暑くなってきたので京急で戻ることにします。京急線は本線で人身事故があったため、逗子線は全て線内折返運転になっていました。

牽引機到着【DE10 1666号機】

いつもの山の根踏切に到着します。DDかと思っていましたが、今回はDE10がやってきました。

専用線に入り一旦停止し、トークバックで信号操作者と入換の打ち合わせを行います。

打ち合わせが終わり、入換合図により進行を現示して神武寺まで運転開始です。

やっぱり模型でも1両くらいはデッキに人を乗せたいです。ただ、フィギュアがデカ過ぎて乗らないんです。

3013Fを迎えに行ってきます。連結作業を行いおよそ15分ほどで戻ってきます。

3013F出場

いつも通りゆっくりとやってきました。今回は新形式でも、初物でもないのでこの場所はいつもお見かけする3人ほどでマッタリ撮影出来ました。

この先逗子駅構内に向けては信号機による運転になるため、一旦停止して再びトークバックにて信号操作者と打ち合わせを行います。

この後下り1番線に据え付けられます。しかし、汚いままなので模型の参考にはなりますw

ビミョーな曇り具合というか、記録には良い感じの天気でした。

この列車は、出発時刻まで40分ほどココで待機しています。

ディテール観察

コチラ側は明日機関車と連結される側になります。ジャンパーケーブルも吊られています。

3013号車の床下に新しい情報伝送装置がぎ装されていました。今回はこの機器の設置とそれに伴う配線の引き通しが主な工事だったと思われます。

翌日はココが分割点となりますが、運転台通しのためそのままの密連が利用できます。

妻面の配管は1本だけのスッキリです。

今回はDE10が見られてよかったです。

一路長津田へ【大船通過】

今回は全体的に人が少なかったので、最後に大船駅で見送ることにします。この場所も、ビデオ撮影の方が1人いただけなのでマッタリです。
アングル的には7両だとたしかギリギリ入った気がします。列車通過の自動放送がしてから2分ほどしてやってきました。

長津田へ向けて通過していきました。

レール輸送チキ終了【JR東日本管内】

レール輸送用貨車

3月13日の改正でもう一つ消えたモノがあり、長年貨車によって行われていたレール輸送が終了しました。長物車(ながものしゃ)の「チキ」、「チ」と言った貨車のうち、2軸貨車の「チ」は形式消滅したものと思われます。レール輸送はキヤという気動車に置き換わりました。

今回はロングレール輸送車は割愛します。

▲手前はコンテナ車を改造したチキ5200,奥もコンテナ車から改造のチキ6000.台枠の形状が違うものの用途は同じで混同して使用されていました.

チキ5200

コンテナ貨車から改造されたレール輸送用貨車で、魚腹の形状からコンテナ貨車を彷彿させるものが感じ取れます。2両連結でペアを組み60kgレールであれば40本を1度に輸送できます。

チキ6000

実はコレもコンテナ貨車から改造された長物車ですが、改造箇所が違うため一般的な長物車の形状となりました。このチキ6000は2両連結で使用の他、1両でも使用することができるレール輸送車です。コチラも60kgレールを2両連結時は最大40本輸送することが可能です。

チ1000

チキ6000が1両運用の時にかり出される2軸貨車のチ1000です。チキ6000は全長が15m程しかないため、25mレールを輸送するとき1両だと車体からはみ出るほか、機関車と連結ができないため前後に控車として連結されます。

1両で運用されるときはこのような感じになります。レールの輸送本数が少ないときは、チキ6000が1両でかり出されます。

チキ7000

コチラはJR東海の貨車になりますが、チキ7000で改造車ではなく国鉄時代の新製長物車です。JR東日本にも存在していましたが、早いうちに形式消滅してしまいました。

レールの取り卸し

保線車によるレール取り卸しとは異なり、貨車にはクレーンが装備されていないため、可搬組み立て式の積卸器を用いて行われます。貨車から1本ずつレール置き場に積卸器を使用して卸されます。

かけ声に合わせて電動チェーンブロックを操作します。ちょっとアナログチックです。

一足先にチキ輸送終了【JR東海管内】

JR東海管内では数年前から一足先にチキが淘汰されていました。

JR東海のレール輸送車は、レールの固定装置の形状が東日本とは若干違う作りでした。模型でもこの辺は作り分けられています。

JR東海ではチキが淘汰され、このキヤによるレール輸送が開始されています。JR東日本もコレを真似たわけです。

両端に運転台があるため、機関車を付け替える手間がなくなります。東日本管内は組合の関係もあり気動車が導入しにくかった側面があるとかないとか。

保土ヶ谷駅、鶴見駅、新鶴見でもキヤを見かけるようになりました。