東急3020系甲種輸送を見てきた-中編-

東急3020系甲種輸送出発

鎌倉通過

この先どこかで撮ろうかと思いましたが、鎌倉で買い物していくため鎌倉駅で雰囲気だけ撮影します。

鎌倉通過後部

甲種輸送編成は八王子駅経由で長津田駅へ向かいます。

東急3020系長津田駅到着

長津田授受線

授受線の有効長が長くないため8両編成がそのまま入る事ができません。八王子駅で分割して4両づつ搬入されます。八王子駅で1泊した甲種編成は翌日と翌々日の分割となります。初日は冷たい雨だったため2日目ののるるんが乗っている方の編成を狙います。

東急側とJR側で打ち合わせのため係員さんたちが集まってきました。東急側の授受線の奥はモーターカーの基地になっています。

授受線

ポイントが切り替わりいよいよ到着です。

甲種

ポイントの制限もあるせいか、かなり遠くからゆっくりとやってきました。

甲種到着

授受線に到着です。今日はDE101662が牽引してきました。

後ろ

所定停止位置にとまると橋上駅舎の下に最後部が来ます。真っ暗な顔の写真になってしまいますので通過状態で。

塞ぎ板

塞ぎ板周りを観察します。簡易自連は使い古しでしょうか。塗装は剥げチョロで新車には似合わないです。

入換標識

10分弱で東急側の授受線へ入換標識が開通しました。

押し込み

推進で東急側の授受線へ押し込みます。

入標押し込み

東急側へ押し込みました。入換標識は進路内の車両の有無は関係無いため、機関車が行っても開通を指示したままです。

しばらくして3020系を切り離して帰って来ました。入換標識は開通現示のままです。おそらく東急側と方向テコのようなモノがあって、反位側に操作している間は停止現示にしないのかと思われます。

停止目標

機関車の停止位置目標が用意されていて、ココをめがけて止まります。

短期到着

やってきました。

短期停止

大体の位置で停止。ボンネットがあるから停止位置難しいかもしれません。

残念な停止位置

残念な事に停止位置目標で止まると電柱が思いっきり真ん中に入ってしまいます。

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後編へつづく

東急3020系甲種輸送を見てきた-前編-

東急3020系神武寺へ

東急の○○20系シリーズで遂に目黒線の新車3020系が登場しました。今回は新潟の新津工場出発ではなく、横浜の金沢工場出発だったので甲種輸送を見に行ってきました。
神武寺駅脇の米軍敷地内にある授受線には、前日夜中に総合車両製作所から搬出された車両が留置されていました。

神武寺3020

3020系は8両編成となっていて相鉄線直通を睨んんだものとなっています。電バスのツイッターに出ていましたが、のるるんが最後部に添乗しています。

神武寺駅近影

授受線に貨物門のあるこんなモジュール作ってみたいです。厳密には貨物門と言うより米軍との敷地境界の門になります。

最近米軍側が下がってきています。東急車輌車両時代も含め横浜発の車両は全てアメリカを経由していることになるのかな?

東急3020系牽引機到着

DE到着

いつもの場所に陣取っていると牽引機のDE101726がやってきました。デッキに係員さんが添乗していますが今回は3人だけでした。

トークバック

この先非連動区間のためトークバックで信号所と打ち合わせ中。その間も停止現示を継続している近年まれに見る正則作業の係員さんです。

DE入換

開通区間の打ち合わせが完了し、神武寺の授受線へ移動開始です。

3020系甲種輸送開始

DE10_3020搬出

警笛の音が聞こえてきてカーブを曲がってやってきました。

甲種3020系

目黒線の新車が牽引されてやってきました。3020系はサスティナシリーズのS24系で今までの○○20系と同じ感じです。

71L
2016年撮影

この先信号機による運転となるため停車していますが、第4種の山の根踏切があるため踏切を避けて停車しています。この入換標識の開通を待ちます。横には米軍貨物線の0キロポストもあります。

連絡

係員さんは打ち合わせのためトークバックまで走ります。その間も停止信号を現示したままです。

進路が開通して逗子駅へ据え付けられます。のるるんが後部監視をしています。

ヘロヘロ感のあるレールもいい感じです。ホームにもかなりの同業者がいます。

3020系は屋根が真っ白です。トンネル区間が殆どの目黒線系統は汚れがどうなるか気になります。

逗子駅出発を待つ甲種輸送編成。

荷札

先頭車は20m47cmと結構お鼻が長いですね。

車体装飾の青色は京浜東北線のような水色です。現行の5080系の紺色と比べるとかなり淡い感じです。

ココが分割ポイントのようです。

ジャンパー栓は水などが入らない様に厳重に防護されています。

のるるん

最後部1号車の車内には更に大きなのるるんが乗っていました。

工場を出てから長津田まで都合3泊4日の旅です。

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中編へつづく

東高島駅界隈散策

かつては横浜の貨物取扱駅として存在した東高島駅ですが、現在は貨物の車扱いは無く信号場としての機能のみで残っています。しかし、付近は港湾・倉庫街としてまだまだ活況があります。先日の瑞穂ふ頭と共に、この付近を散策しました。

位置関係はこんな感じで、左上辺りが横浜駅になります。東高島駅以外は現存しない駅です。

東高島駅の一番鶴見側になり、画面右側の万年塀の向こう辺りが瑞穂ふ頭へ向かう専用線になっています。この区間は複線+1線で左2線が本線で、一番右側は各専用線に繋がる通路線になり現在も副本線と引上線の役目を果たしています。

コチラは駅中心方向になります。右2線が本線で、副本線にはリバー転換器と転てつ標識が残っています。転換器は2014年使用停止と書かれていましたが実際にはもっと前から使うことは無かったと思います。分岐した先は左側の三井倉庫へ行っていた専用線です。

三井倉庫自体は稼働していて海に面しています。

鶴見側から見た駅中心部です。専用線部分は車止めが設けられて数本の留置線があるのみです。左側の分岐専用線には車止め標識が設けられています。

留置線部分の奥にチキが止まっていました。

車止めの先の急カーブは横浜市場駅に繋がっていました。

駅中心部分には駅本屋があります。

貨物上屋も残っていました。

正面入口の後ろには日清製油に向かっていた橋りょうがそのまま残っています。大昔には東海道線まで繋がっていたのをトワマニか何かに書いてあった記憶が・・・レンガ橋脚になっていて、相当の大昔のものと思われます。

下路鋼鈑桁の上には37キロ程度のレールが敷かれたままになっています。

踏切が鳴ったので待ってみます。ブルーサンダーが引く根岸行きのタンク車が第4浦島橋りょうを通過していきました。

暖かくなってきたせいか、思ったより短い編成でした。

更に終点方へ移動してみます。宝町踏切という場所にやってきました。しかし、地名は栄町となっています。

鶴見方を見ていますが、奥は滝ノ川橋りょうで、手前の有道床橋は横浜市場へ向かう道路を跨ぐ宝町架道橋です。右側にチキが見えます。

終点方になります。ココからは単線になり桜木町駅へ続いています。かつては複線のまま隣にあった広大な高島貨物駅に繋がっていましたが、再開発に伴い単線になってしまいました。

この付近は問屋さんが多く現在でも盛んに営業していて、鉄道貨物だけが衰退した印象です。

しかし、横を向くとこんな感じで、目の前まで再開発が迫っていて20年前の新宿を彷彿させます。左側の家屋は、いつか再開発の波に飲み込まれてしまうのかもしれません。

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