大雄山線搬出作業-その2-

牽引車となる車両は入換合図により2番線へ転線し、入場車両と連結します。
連結。

再び入換合図により201号ポイントを転換できる位置まで牽引していきます。

201号転てつ器の転換が始まります。電気鎖錠器を足で解錠し、2動転てつ器のため、3人がかりでも動かすのが大変そうです。

転換が完了しました。

ポイントが切り替わると、推進運転にて入場車両を授受線の中間地点の直線区間まで押し込みます。

中間地点で停止すると、やがてコキも推進で授受線に向かってきます。
連結完了。コキの連結器には復芯バネがあるため、直線区間でないと連結が難しくなります。

-つづく-

大雄山線搬出作業-その1-

先日、小田原駅で大雄山線の搬出作業を見てきました。前々から見たかったのですが、なかなか機会に恵まれませんでしたが、今回仕事をなんとか片付けて朝の小田原駅へ。貨物列車との併結は有名なので、設備面をメインにレポです。
右側から線路は東海道旅客下り、貨物下り、大雄山2番、1番線となり、副本線はなく貨物本線と大雄山線は直接繋がってます。
授受線となるポイントは201号手動転てつ器で、下り本線上でもあるため、普段はキーボルトで鎖錠されています。まずは転てつ器を動かすためにキーボルトの取り外しから行います。転てつ器はJRの持ち物のようでした。

交互発着で使用している大雄山線ホームですが、2番線側を開けるため、2番線の車両を1番線へ移動させます。小田原駅には入換信号機がないため、入換合図により1番線へ移動させます。

入換が手動扱いのため、電気転てつ機の転換も手動用ハンドルを差してポイントを転換させます。ハンドルを回し中の歯車をグルグルと回転させポイントを転換させます。

2番線が空いてしばらくすると、入場車両がコデに牽かれてやってきました。しかし、長さが分からず切れてしまいました(^^;

2番線はなんとか4両分の有効長がありましたが、牽引車が旧型車ぢゃないと有効長内に収まらないです。
1番線から営業列車が出て、次にやってきた営業列車が到着しお客さんを降ろすと、コレが牽引車となるため、再び入換合図により入換を始めます。

ポイントは再び手動で転換させます。

EF65 2057号機がコキ3両を引いてやってきました。

-つづく-

レール運搬用チキ-その4-

ほとんど実車の話ばかりになってますが、最後にレールの荷役について。
現場や保線基地に到着したチキは、レール積卸器を用意して作業を行います。積卸器にはチェーンブロックが装備されていて、親方のかけ声や笛に合わせて他のレール積卸器とタイミングを合わせて作業を行います。保線基地などでガントリークレーンなどがあればそれを使用して、取卸しを行います。

締結装置も荷役の邪魔になる部分が取り外されています。

作業終了後、締結装置はハンドパワーで元に戻します。最後は親方がロック状態などを入念にチェックしてました。