2023年初秋の初徳島へ【その5】

ボックスシートから移動して最後尾で景色を楽します。

この乗車率なので1日6本は頷けます。

大切なトイレも観察しておきます。洋式のバリアフリー対応になっています。鏡の下にはコンセントがありますが、シェーバー用でしょうか?

1両編成の中を隈なく探索し、2時間10分の乗車で終点阿波海南駅に到着しました。

以前はこの先にあった海部駅まで線路がありましたが、DMVが代わりに運行を開始しています。

車止めはコチラも第2種に砂利盛の高規格車止めです。左からカーブしてくる線路がDMVの線路です。以前はつながっていました。牟岐線は、この先高知県の奈半利駅まで延伸して、高知駅まで繋がる予定でした。

DMVの乗り込み口のために線路をグイッと曲げた感じです。乗り込み口は連接ブロックが敷設されています。

起点方を見ると妙な緩い曲線となっているため、昔は交換駅だったのでしょうか。出発信号機は、3現示で真ん中が塞がれた2現示になっています。

駅は上屋が1両分あるのみの狭小ホームで駅舎はありません。

2両編成の停止位置目標の先には、ATS-SSの終端防護用即時停止地上子がありました。砂利盛までは約6mだったので、空走時間を含め速度10キロ以下での動作設計になっています。

上り列車は途中から特急になる列車もあり、8本設定されています。この末端区間は救済措置として、JRの乗車券で徳島バスの高速バスに阿南駅まで乗車できます。

駅舎かと思ったら駅前交流会館なるもので、室内にはDMVや観光のパンフレットが置いてありました。トイレも併設されています。

DMVの乗り込み口はモードインターチェンジと呼ばれ、鉄道事業上は阿佐海南信号場となっていいます。踏切で用いられる連接ブロックが設置されています。

路面電車の様な終端部で車止めはなく、車止め標識だけ設置されています。本線だから設置が必要なんでしょうね。

両脇の縁石に沿ってゴムタイヤで乗り付けて、停止位置目標で停車させたのち軌道上に鉄車輪を載線させます。

撮影スポットもありますが、週末には混雑するのでしょうか。

バス停全景です。

バス停もしっかりとあります。

バス停にもバスの停止位置目標が設置されています。

最初の頃は混雑したのでしょうか?今は予約なくても余裕で乗車できます。

定刻より少し早くやってきました。やってきたのは2号車「すだちの風」号です。

鉄道の軌道上に入るとこのように走行します。

ーつづくー

2023年初秋の初徳島へ【その3】

徳島駅まで戻りホテルへチェックインしします。

この車両、補助いすもある万能選手です。

単線のため交換待ちなどがあり、25分ほどで徳島駅に到着です。キハ58、47などが並んでいる光景を一度見てみたかったです。

徳島はアンパンマンというより、やはり阿波踊りですね。

改札口から徒歩30秒のJR四国が運営するホテルクレメントに到着です。

18階建てで17階までが客室、15階をあてがってもらいました。客室のドアはクリーム色なのですが、1室だけ茶色の客室があります。非常口の見取り図で見るとこの部屋だけ広かったので、スイートタイプなのでしょうか。

ヘッポコ工場長の部屋はクリーム色のドアです。中へ入ると部屋はツインの大きな部屋です。

サニタリエリアはちょっと時代を感じます。

ウォシュレットは?っと思ったら、ボタンは洗面台の下でした。

部屋はカードキーではなくシリンダー錠で、カギをここに置くと室内灯が点く仕様。

そして、なんといってもこのホテルはレイルビューです。予約の時に「線路側」とリクエストしておきました。

眼下に広がる徳島運転所は転車台があります。

上からだとこんなところも観察できます。左側の線路には第3種車止めがありません。

操作室は近代的です。ひとっプロ浴びて下へ見に行くことにします。

線路の反対側へ行く際、跨線橋があり上がると、ココからの眺めは最高です。Osgさんもここで見ていて飽きないそうです。なんといっても非電化は見通しがいいですね。

起点方を望みます。複線に見えますが、隣の佐古駅までの単線並列で、隣の駅で分岐します。左が徳島線、右が高徳線です。場内信号機も面白そうなので、ついでに見に行ってみます。

もう1本線路があったようです。

転車台の近くまで行けました。

徳島運転所です。4階は増築したようで、サッシになっていますが寝室でしょうか。3階から下はサッシぢゃないです。

あの重たい鉄の窓枠です。JR四国は、こういう設備投資が後回しになってしまう感じがします。

コチラは隣接する徳島保線区ですが、コチラはサッシになっています。技術系は予算が強いのでしょうか。

下は倉庫になっていて線路諸標が置かれて雰囲気が出ています。

少し歩いて場内信号機も観察。シンメトリーな感じでちょっとワクワクします。かつてはコレが腕木信号機だったのでしょうかね。

ホテルへ戻り少し横になると、午後6時過ぎでも外は真っ暗になっていました。夕食を摂るため、歩いて7~8分の所にある一番の繁華街「秋田町」へ向かいます。

-つづく-

2023年初秋の初徳島へ【その2】

特急うずしおに乗車して約10分、1駅目池谷駅に到着しました。ココは、高徳線と鳴門線の分岐駅で、分岐の観察に来ました。

駅は無人駅となっていますが、分岐駅であるためかつては、多数の係員が配置されていたはずです。

左が高松へ行く高徳線、右が渦まきで有名な鳴門へ行く鳴門線です。

ホームは両線とも曲線上にあり、駅舎はその線路の真ん中にあります。小野田線の雀田駅と同じ感じです。

上屋は1両程度しかありません。

単線区間を1両編成の列車がやってきます。

上り場内信号機信号機を見に行ってみました。左の信号機が高徳線、右が鳴門線です。高徳線、鳴門線ともに1面2線となっていますが、高徳線側はどちらの線路にも行けるようになっています。高徳線の方が運転頻度が高いため特急の待避をするためでしょうか。

場内信号機は3現示でしたが、出発信号機は真ん中の灯火を塞いだ2現示でした。

付近を散策してみます。第4種踏切があります。

駅前には食堂がありましたが、看板だけですでに廃業されているようです。自動販売機は稼働しているか未確認です。

近くには長屋門のような構えの家があります。

約40分後にやってきた鳴門線に乗り鳴門駅を目指します。ココで上下交換のようです。

車内は通学客で混雑し立客もいましたが、クロスシートが1つ空いていたため座ることができました。っとは言っても乗車時間は15分ほどです。

鳴門駅に到着です。1面2線の行き止まり式ですが、駅本屋は線路と平行になっているため、行内踏切で渡っていきます。

車止めは、砂利盛り+第4種の高規格車止めです。

駅舎は平屋で横に長い地方の駅舎といった感じです。

ICは普及していないためリーダーなどはなく、ラッチが1つあるのみです。

駅前は「和民」とタクシー乗り場が目立つくらいです。ココからうずしおを見に行くには6キロほどまだ離れているため、タクシーか路線バスで向かうことになります。

留置線などはありません。1番線側に構内踏切があるため、通常は2番線を使用しているものと思われます。

折り返し20分程で、乗車してきた1500形で帰ります。

車内は転換式クロスシートです。20年くらい前にキハ58が2両編成で走っていた頃に来たかったです。

-つづく-