JR東日本215系【車内後編】

後編では、トイレなどのサニタリー付き車両とグリーン車の紹介です。

サハ215形車内

3、8号車を構成するサハ215形はトイレを備えているため、座席定員が少なくなっています。トイレ部分の仕切り付近には、車いすスペースが設置されているため1人掛け座席があります。

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サニタリーエリアの入口です。

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215系のトイレは豪華で、洋式のほか男性用小用と洗面台があり、新幹線並の装備です。

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洋式トイレの向かい側が、男性小用となっています。

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通勤車両にしてはかなり立派な作りですが、通勤客に男性が多いのを見越しての作りかと思われます。

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洗面台もあります。包装された石けんが備え付けられていますが、一人で使ったら持ち帰るわけにも行かず、このご時世ちょっと遠慮したいです。

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3、8号車に設けられたトイレタンクです。他の在来車両とトイレ位置が違うため、基地内での給排水をするときは特急が入線できる場所でないと作業ができなくなります。


サロ214形、サロ215形

グリーン車(G車)2階席は在来形の2階建てとさほど変わりません。

座席上にはエアコンの吹き出し口と読書灯がありますが、Suicaをタッチするリーダーがないのが特徴です。ライナーとして乗車する場合は、出入口に居る係員にSuicaグリーン券かグリーン料金券を提示してから乗車します。快速区間は車掌さんが検札で回ってきます。

1階席も在来G車と同様の作りです。

デッキレベルの座席も同じく在来G車と同等な作りです。

1階へ下りる階段は見慣れた曲線構成となっています。

デッキからの出入口。

サロ215形にはサニタリーエリアがあり、トイレと洗面台が設置されていますが、普通車のトイレと同じ作りになっています。

洗面台は普通車の洗面台より広い面積が取られています。G車には小用便器はありません。

運用日ではあと7日ほどで定期運用から退く215系について、乗車されたことのない方にも独特の雰囲気が味わっていただければと思い、この稿を終了します。

JR東日本215系【車内前編】

JR東日本215系電車

東海道線の混雑緩和を目的として開発された215系電車は着先率を高くしているため車内は2階建てで、独特な座席となっています。前編は普通車、後編はサニタリーとグリーン車をご紹介します。

215系の車内

クモハ215形先頭車車内

クモハ215形は、1階席となる部分には機器類があるため2階席とデッキレベルのフロアしか存在しません。

1階席がないため、デッキ部分からは上りの階段のみとなっています。奥の青い扉は乗務員室です。

乗務員室前は4人掛けが2箇所となっています。

1、10号車の座席の一部に、JR東日本ではおなじみのカラーリングで優先席があります。

モハ214形、サハ214形車内

中間車は全て2階建て構造となっているため、2階へ行く階段と、1階席に降りていく階段があります。

階段部分は明るい感じです。

見慣れたE231系などのグリーン車(G車)は曲線を描いた階段になっているため、215系の階段はちょっと新鮮に見えます。

2階席は先頭車を含め普通車は全車同じ作りで、独立座席4人掛けのボックスタイプとなっています。背もたれ部分の頭に網棚があります。

コチラは1階席で、コチラも普通車全車同じ作りです。

2階席は通路と座席はフラットですが、1階席は座席部分が若干高くなっています。

1階席から上がる階段部分。

普通車のため、出入口はデッキ構造で仕切られていないため、デッキフロアの座席が見えます。

デッキレベルの座席です。腰壁しかないため在来線2階建てG車のような閉塞感はありません。その代わり、全車内におつまみやお酒のにおいが行き渡ります(爆)

2、9号車ではこの階段左側に、かつてはカード式公衆電話が装備されていました。現在公衆電話は撤去されています。大船、藤沢から先の快速運転時は立ち席がでるため、ココに入っちゃう人も居ます。ある意味個室でいいです。

215系車両外観はコチラへどうぞ。

-後編へつづく-