信号機テコを使う

当社の信号場モジュールには71という現場扱い(の設定)の転てつ器があります。モーターカーの基地に行く線路ですが、現場扱いなので連動盤とは独立させてKATOのポイントスイッチで転換させています。

実物だと鎖錠器と言うものを付けて信号機と連動していますが、モジュールではまだ連動していないため、たまに取り違いや割り込みによるショートを起こしてしまいます。連動条件を組み込むため、形状は違いますがトミックスの信号機テコを通販で購入してみました。

信号機テコだけではスイッチ機能がないためポイントコントロールボックスも併せて購入します。 コントロールボックスは市場から消え始めているようで、 セット売りを注文しました。

こんなに沢山要らなくも無いのですが、何れ使うかもしれませんし取っておくことにします。

この信号機テコとコントロールボックスで漸く模型で使えます。トミーテックの方に伺ったところ1/12シリーズは終了したとのことで再販は望み薄と思われます。

こんな感じです。電源装置からして用意しないとダメです。

実際の信号機テコはこんな感じで並んでいて、操作できる信号機は腕木式信号機になります。こうやって見ると模型も良く出来ています。奥の2本と手前から2,3番目のテコは転てつテコでコレをやりたいわけです。信号機テコはテコ(棒)を持って倒すだけですが、転てつテコは二股になっているラッチと呼ばれる部分を握らないと動かないようになっています。写真のは集中テコ式と言って1箇所で信号機とポイントを操作できるモノです。

今回やろうとしているのは現場扱いのテコ(転てつ器)なので信号機類は関係無く、ポイントのそばにあるこう言うテコの設定です。テコというか転てつ転換器でリバー式転換器と言います。

コチラは上のリバー式と同じですがちょっと進化したもので、黒い四角いモノは鎖錠装置です。電気鎖錠器付き転換器といいます。電磁石が入っていて、テコ根元にある丸い突起を踏みながらでないと解錠出来ない仕組みになっていて、その他電磁石には他の信号機やポイントとの連動条件を組み入れることができ、本線上で使える現場扱いテコです。
リバー式転換器の模型はアメリカ製のモノがありましたが、現在は廃業してしまったようです。

現場扱いの転てつ器は信号扱所からは操作できないため、連動盤の上ではこの様なシンボルマークと共に、定位か反位かが分かる表示灯が取り付けられているだけです。ココでは、51の転てつ器は電気転てつ機ですが、52と53は現場扱いの転てつ器になります。
シンボルマーク何となく転換器っぽいから分かりますね。ちなみに、半円部分が塗りつぶされていると電気鎖錠器付きで,塗りつぶしが無く輪郭のみだと電気鎖錠器無しという約束事があります。