年始最初の週末辺りに出初式が設定されています。東京消防庁や横浜市消防局とかは大々的にやっていますが、それ以外でも市単位や行政区単位でも出初め式が行われています。
寒いですが近くの出初式見に行ってきました。コチラは鎌倉市消防本部の出初式会場です。
レイルビューな会場です。普段見られない消防車も出初式では近くで見ることが出来楽しみの一つです。
王道な水槽付きポンプ車で1500リットル積めます。
実演中の救助工作車。クレーンは救助ロープ張るのにも利用されています。鎌倉市は湘南の海も控えているので、鎌倉消防署には左端にいるような水上バイクとバイク運搬用トレーラーが配備されています。
レスキュー車のウインチから出た救助ロープの終端は右のポンプ車がウエイト代わりに押さえています。クレーン付きトラックは防災搬送車というもので、資機材の輸送に使われます。この時はレスキュー車と共に救助ロープにテンションをかける役目をしています。
普段は消防本部のある大船消防署の脇に止まっています。クレーンの性能は2.3t吊りで上の実演中のレスキュー車クレーンは2.9t吊りです。カーコレでこういうのも出ると配置車両のバリエーションが増えそうです。
コチラは川崎市消防局ですが、救助工作車はクレーンの他、投光用機材も装備しています。
コチラは栄区の出初式に来ていたバスです。コレが緊急走行する時は地方への災害派遣時以外はまず無いと思いますが、この時は音楽隊の隊員が乗車してきました。
出初式の楽しみの一つに地域消防団のポンプ車と言うのもあります。
鎌倉市の場合、全体を見ると特に変わった車両はいませんでした。回転灯も散光式になっていて単灯回転灯のポンプ車は見当たりませんでした。コチラは第24分団のポンプ車です。機材室に格納シャッターが付いています。第24分団は深沢地区という工場地帯を管轄しています。デンカや三菱と言った工場が多く、かつてのJR大船工場もこの地域です。
コチラは第20分団で風光明媚で重要遺産がある鎌倉地区を管轄しています。ホースとホースカーが降ろされていてシャーシーと架装構造が分かる様になっています。第24分団と比べるとタイヤハウスが出っ張っていないため床全体を縞鋼鈑で覆っています。
コチラは戸塚区です。戸塚は山間で住宅密集地が多いせいか消防団のポンプ車に軽自動車が多く採用されていて見応えがあります。第三分団は東戸塚辺りを管轄しています。第八班と書いてあり、隊名表示灯は「3-8」とだけ書かれています。ホイルキャップは銀色です。
コチラも第三分団第七班となっていますが、第八班と異なり隊名表示灯が「川上町」と書かれています。横浜新道の川上インターがそれに当たり、団地が多い地域です。ナンバープレートは軽の黄色で、ホイルキャップは赤色です。こういう軽のポンプ車が見られるので楽しいですが、ちびっ子達は見向きもしません。
コチラは日立製作所の企業自衛消防団のポンプ車です。「ITプラットフォーム事業本部横浜事業所」とドアに書かれ、隊名表示灯は「HITACHI」となっています。日立製作所は会社の音楽隊が近くの会場で演奏をするので、その関連で消防団も参加していると思われます。こういうのが見られるのも楽しいです。
コチラは変わったところでJR総研の自営消防団の消防車です。10年程前ですがまだ居るのでしょうか。各企業が設置する自営消防団の消防車を見るのもとても楽しいです。ちびっ子達ははしご車とかの方を見て喜んでいますが、軽の消防車やこう言う古いのを見て喜ぶのはおじさんだけです。
コチラは我が小船工場の自営消防団のポンプ車で、コチラも軽のポンプ車です。当自営消防団はヘッポコ工場長が管理権限者です。
横浜市は今週末横浜港駅跡付近で出初式が行われます。天気がよかったら見に行こうかと思っています。