ドイツへ2015-その7-

デンマークとの国境駅でプットガルデン駅に到着したICEは、この時点で既に50分遅れに増大していました。しかも、フェリーは所定の時刻に出て行ってしまっているため、フェリー待ちの遅延も重なり、1時間位遅れています。乗務員さんも「仕方ないなぁ」みたいな雰囲気でした。

フェリーが待ち遠しいです。
フェリーがやってきて放送が入り、出発となります。

いよいよ国境連絡船内へ。

何とも言えない光景です。自動車から降りた乗客の横を列車が通ると言う、日本なら「危ない」と言われそうな感じです。

列車はエンジンが切られ、乗客は列車から降りるように言われます。

船内はフードコートがあり食事も摂れます。船の所要時間は約45分です。

お土産屋さんもあります・・・

と思ったら、空港にあるような免税店でした。国境連絡船であるがゆえ、この船内がフリーゾーンになっているようです。クルマで来た乗客のうち、かなりの乗客達がビールを箱ごと購入していました。

船内の通貨はユーロとデンマーククローネ両方使えます。

放送と共に列車の乗客は列車に戻り始めます。そして、いよいよデンマークに入りました。
フェリーから下りてすぐ最初の駅、レズビュー駅に到着です。

-つづく-

ドイツへ2015-その6-

翌日はデンマークを目指す予定でした。ハンブルク中央駅9時28分発、デンマーク・コペンハーゲン行きのICEに乗車です。

駅構内のパン屋さんでまずは腹ごしらえ。

1時間前には駅に到着していたのでブラブラします。

今回も1等車の正規乗車券なので、ラウンジで時間を潰します。

ハンブルク中央駅のラウンジは結構広いです。マグカップにコーヒーを入れてスマホとタブレットを充電します。

デンマーク国鉄の車両がやってきました。全周幌みたいな前面と思ったら、どうやら全周幌のようです。同じような車両をベルギーで見かけ、連結して留置してました。どうなっているか中を見てみたいです。

5番線から出るICE33号に乗車の予定でした・・・

ところが、放送が入り、列車は10分遅れ、と言っていたのが30分遅れになり、ホームも8番線に変更になりました。この先、デンマークでは40分の乗り換え時間しか取っておらず、計画が怪しくなってきました。

このホームにいる人たちはコペンハーゲン行きの列車を待っている人たち。半分以上が難民と思われる方々でした。
ハンブルク駅構内の外れには、ベニヤ板で作った机になにやら紙が置かれ、難民の方々の情報交換場所となってるようでした。そして、昨年は殆ど見かけませんでしたが、明らかにそちらの人種のホームレスが増えていました。2回程お金を恵んでくれと言われましたが、1人にあげるとみんな寄ってきそうなのでキッパリ断るとどこかへ行ってしまいました。

40分遅れでデンマーク国鉄色のICEが入線してきました。ちなみに、このICEはディーゼルカーです。
更に10分ほどしてから出発となりました。1等車の車内ですが、2等車は立席がでる満員状態です。1等車も指定席券を持っている乗客から先に入れてもらえました。

1等車と2等車の間にビュッフェカウンターが付いていました。コーヒーを注文し、座席で飲むことにします。

リューベックという街を過ぎると、単線区間の田舎を走ります。オルデンブルグという駅ですが、何となく欧州の模型っぽい駅でいい感じです。

ディーゼルカーでも結構良い速度出しています。

プットガルデン駅に到着。ココはドイツの一番端っこの駅です。ここからいよいよ、国境連絡船のフェリーに乗ります。

-つづく-

ドイツへ2015-その5-

ケルン中央駅からユーロシティー8号ハンブルク・アルトナ行きに乗ります。ユーロシティーは客車列車でオーソドックスな101形が牽引してきました。

指定された座席へ向かうと、電光掲示では無く旧式の紙を差し込むタイプでした。ヘッポコ工場長は一番下の、ケルンからハンブルクのヤツで、3人目の中古座席でした。

車内はICEとは違った雰囲気です。座席は1+2のボックスシートの連続でしたが、車内はかなりの混雑です。
夕暮れのライン川を渡りハンブルクへ向かいます。

ちなみに、終点間際で撮りましたが、こんな室内です。

頃合いをみて食堂車へ。

座席に着き、Currywurstっと書かれたカレーソーセージを注文。しかし、売り切れと言われ、お勧めを聞くと、上のチリなんちゃらを勧められ、「辛いの?」と聞くと、「全然」というので、コレにしました。

ビールも注文し、一人で食堂車に乾杯。ビールはドイツビールでは無くデンマークのビールでした。チリ何チャラは全く辛くなかったです。

4時間かけて、ハンブルクに到着です。コレが乗車した客車です。

コレが食堂車です。

各駅停車に乗換、1つとなり駅にある昨年と同じホテルへ向かいます。
-つづく-