伊予鉄三昧

夏休みで四国へ来ているヘッポコ工場長ですが、初めての松山で伊予鉄にやられました(^^;
羽田空港でチェックインしようとしたら、見慣れない紙が出てきてチェックインできず、係員のところへ行くと機材変更で座席が変わってしまったとの事でした。旅先を案ずる出来事でしょうか・・・
雨の松山空港について最初に向かったのが、前々から行きたかった大手町の平面クロスです。不思議と雨が上がり曇り男本領発揮となりました。
そして、古町の車庫へ向かいクラクラっと来ちゃいました。今まで伊予鉄の模型はスルーでしたが、今後は無視できないかもしれません。
 
そしてまたまた一度訪れたかった道後温泉へ向かうとバスの転車台がありました。
 
なんと驚いたことにこの転車台はお客さんを乗せたまま回転するというもので、全国でもここだけではないでしょうか。一番前に乗ってきましたので詳細は後日!

今宵は松山城を臨む宿にて一泊します。
 

夏休み~っ!

いつもなら7月とお盆前にと、夏休みを2回取っていたのですが、今年はずっと働きづめでして、やっと明日から遅めの夏休みを取り久々の西下です。4日間休みたかったのですが、残念ながら3日間しか休めず、遠いので行きは飛び道具使って行ってきます。

あなたの知らない世界-踏切周り-

今年も夏の超短期講座として踏切周りにある設備についてお話しします。
下の写真はとある踏切付近にある器具箱を写したものですが、首都圏にお住まいの方らならどこの企業のマークか分かると思います。東京ガスです。
奥にはインピーダンスボンドもあり、駅などへガスを供給している設備のようにも見えますが、この器具箱は排流器と呼ばれるモノです。

変電所から架線へ送られた電気は、電車を通りレールから再び変電所へ戻る回路を構成します。しかし、地面も実は電気を通すので変電所へ戻るはずの電流は、一部迷走電流として地面へ漏れ逃げて行ってしまいます。

電気の性質は流れやすいところを通ろうとする怠け者の性質があります。地面の中は金属で出来たガス管や水道管が埋設されてあり、迷走電流がこれらを見つけると、この管を電線代わりに流れようとします。そしてまたやがて地面へ逃げようとしますがそうすると、電気の逃げ道となる部分に「電喰」と呼ばれる管組織の破壊が発生します。つまり管に穴が空いてしまうと言うわけです。
そのため、レールと埋設管を電線で結んで、また変電所へ戻る回路を構成させるのが「排流器」という機械です。中身はダイオードが入っていて埋設管からレールへの一方通行となっています。

この器具箱の中にはダイオードのほか管理装置などが入っています。一説によると排流器を接続させておかないと1週間と持たずに埋設管に穴が空いてしまうそうです。

コチラのマークも首都圏にお住まいの方なら分かると思いますが、東京都の古いマークで東京都水道局の排流器です。
排流器の設置場所は、各企業者や局の方がメンテナンスで入りやすいよう、踏切脇に設置されていることが多いです。またその踏切も、近くに本管級の埋設管が平行する大きな街道脇や、街道が横切る踏切付近によく設置されています。
大きな踏切を模型で再現するとき、この排流器を近くに置くとリアリティーが増すかもしれません。

今年の短期講座はこれにて終了いたします。