まるで少女漫画にでも出てきそうな名前の乙女坂駅ですが、実際には
殺伐としている貨物駅です。
写真中央部付近が乙女坂駅です。線路をまたぐベルコンやパイプ、
そして脇のホッパーが何とも言えません。
上の写真から180度後を向いた所でして、コチラは猿岩駅になります。
左の黄色○のある辺りが乙女坂駅と猿岩駅の境界と思われます。
この付近はホッパー施設より貨物ホーム形式の積み込み設備跡が多
く、当時出入りしていた西濃の有蓋車や国鉄の「テム」などが袋詰め
製品の出荷に利用されていたのでしょうか。
ホームは倉庫の棟毎に独立していて棟毎全て会社が異なってます。
現在も倉庫として利用されているようで、中には袋詰めの製品が山積
みされていました。
こちらは猿岩駅の最遠部で、ホッパー施設が残ってました。
上の写真から180度後を向いて少し進んだ場所で、この付近から市
橋駅になると思われます。この付近ではレールが撤去され軌道敷き
は舗装されて構内道路になってました。
この先は草むした敷地が広がるだけで夏はなんだか分かりません。
RMライブラリー99号によると、美濃赤坂-乙女坂-猿岩-市橋
の順に駅があり、猿岩-市橋間は廃止のようです。
ちなみに、袋詰め製品は今も有るようで、美濃赤坂駅の貨物ホームに
うずたかく積まれていて、コンテナにより運搬されているようです。
付近の道路は石灰粉で白くなってまして、丁度「石灰組合」とレタリン
グされた散水車が通過していきました。定期的に撒かれていのかと思
われます。
かつての東武鉄道葛生駅の先も石灰業者の貨物側線が入り乱れて
ましたが、ここも5社くらい看板がありました。
もうこの付近だけで1時間以上観察してましたが、次は昼飯線の方へ
移動し、美濃大久保駅へ向かいました。こちらも夏草が生い茂りちょっ
となんだか分かりません。
乙女坂駅付近で時間を取りすぎてしまい、昼飯駅へは向かいません
でした。
秩父鉄道の石灰石積み込み場とはまた違った魅力タップリの西濃鉄
道です。モジュール製作にはかなり鼻血モノの刺激でした(^^)
ちなみに・・・漫画に出てきそうな乙女坂のイメージはこのくらいです。