海芝浦駅へ行ってみた

40年以上前、コロタン文庫の国鉄全駅大百科を読んで「外に出られない駅」のような書き方がしてあり、ずっと行きたいと思っていた海芝浦駅ですが、やっとこさ40年越しで初めて行ってみました。

鶴見駅で京浜東北線から鶴見線に乗り換えます。以前は連絡改札がありましたが、現在は撤去されていて鶴見線ホームへは出入りが自由になっています。

夕方前の海芝浦行きですが、車内はガラガラです。終点海芝浦駅に着く頃には各車1人ずつしか乗車していませんでした。

浅野駅を出発すると、完全に工場の中の様な雰囲気になります。

運河の向こうは安善町で、見える燃料タンクは米海軍の燃料貯油タンクです。

新芝浦駅から先は東芝の敷地に沿って走り、途中専用線が何線も分岐していました。

終点海芝浦駅に到着です。

駅名の通り海に面している駅です。

台風、高潮のときはホームが大変なことになりそうです。

何故、外に出られないかというと、改札の外は東芝の工場になっているため、東芝の社員さんしか改札を通ることが出来ません。

ただ列車を乗りに来た人のために、ホームの先に海芝公園という公園がありココを散策することが出来ます。

海の方向をみると、首都高の鶴見つばさ橋が真ん前に見えます。

遠くには橫浜ベイブリッジも見えます。この日は風が強く、波も若干荒れていました。

JFEスチールが見えています。手前の白い山は石灰石でしょうか。

光線はよくありませんが、車止めは砂利盛りに第4種車止めでした。車止めは新しい感じで、以前はどんな形態だったのか気になります。

浅野駅方面を見ると出発信号機は見当たりませんでした。次の新芝浦駅場内信号機までは地上信号機がなさそうです。

20分弱で折り返しとなりますので、再び乗車します。

17時頃の時間帯だったため、退勤の通勤客で多少混んでいました。

鶴見駅に到着です。列車は再び新芝浦駅行きとして折り返していきました。40年越しのミッションが完了しました。