踏切の種類

以前、ジオシティーのホームページにデータベース的に載せていましたが、サイトが閉鎖したためブログ形式で加筆再掲します。

踏切の種類

踏切には第1種(第1種には甲と乙の2種類)から第4種までの5種類が存在します。

第1種甲

第1種甲は踏切警報機、自動遮断機か踏切警手を配置し全列車・車両に対して交通遮断を実施するものです。主に一般的な自動踏切をさし、全列車に対して遮断をするため、夜中の工事列車などにも遮断対応します。

第1種乙


第1種乙は甲の遮断機操作を、自動遮断機か踏切警手を配置して、始発から終電まで交通遮断を行うものです。
主に踏切警手が操作する手動遮断機踏切を指さすことが多く、終電後は遮断対応しないこともあり、深夜の工事列車などには未対応となります。

▲遮断機の昇降は係員が手動で行う踏切. 列車接近時はロックがかかり操作することは出来ない.

第2種


第2種は一定の時間のみ遮断機が動作するもで、例えば7時~22時までは遮断機が動作するけど、それ以外の時間帯は第3種となるものです。遮断機付きなのに遮断機が上がっているため、無理に渡ろうとする通行者との接触事故が頻発しました。第2種には踏切警示灯と言うものが併設されていました。

第3種


第3種は踏切警報機のみで、遮断機がありません。警報機は鳴響しているのに視覚的に遮断機降りていないように見えるため、とても危険です。最近はあまり見かけないです。

第4種


第4種は踏切警報機も遮断機もなく、道交法上踏切を明示している標識があるもので、いまでも地方には沢山存在します。少し前までは逗子にもありました。

ネットの解説だと第一種乙と、第二種が混同されている記事多いです。見た事ない方が多いから無理もない感じです。

一般的に都市部では第1種甲が多く、地方には模型にもってこいの第4種踏切が数多くあります。しかし、第4種は危険なため国交省も第1種へ格上げの助言をしていますが、膨大な資金が必要となるため企業努力の範囲に任されているのが現実です。