銀座線踏切

銀座線上野検車区前に、珍しい地下鉄の踏切があるのは有名ですが、まだ見たことがなかったため見に行ってきました。その昔は、浅草線にもありましたが今は廃止になっています。わざわざ行ったと言うより、近くへ行った際に立ち寄ったので出入庫の出待ちはしませんでした。

踏切は上野検車区に併設されていて、線路はメトロの建物の下を通る興味深い作りとなっています。

上野検車区のほかにもう一つ施設があるようです。

門扉の上げ下げもあるようなので、半手動って感じです。ココが踏切操作係の操作室、昔で言う踏切警手小屋です。この日は休日でもあり、出待ちの親子連れが多かったです。

銀座線の集電方式は第三軌条方式なので、ちょっとでも線路に入られたら危険なため、このような作りになっています。

踏切区間には第三軌条の敷設がありません。右側はモーターカー基地へ行く線路で、こちら側の線路は踏切遮断機外になっています。

東京メトロ独特のゴツイ電気転てつ機も観察しておきます。

昔ココから覗いたら1000系が並んでいたんですね。もっと早く訪れるべきでした。パット見た感じでは機械洗浄機はないようです。

反対側も同様で、地下区間に立ち入られると大変なことになりますからね。

このまま行くと上野駅の終点方に接続されています。勾配標を探しましたが見当たりませんで、見た目20‰くらいでしょうか。その昔は低速で唸りながら1000系が上がってきたんですね。

踏切の駅側に入換信号機があり、その上には特殊信号発光機も併設されています。東京メトロではココだけでしょうか。

モーターカー基地の方を見ると橋形クレーンもあり、ココはレールのストックヤードとなっています。レール断面の色もよく観察できます。

留置されているモーターカーもレール運搬用でした。

今度は出入庫時刻に合わせて見に行ってみます。

ちなみに、これは以前都営浅草線にあった踏切です。2か所あり、コチラは地下の入り口に近い方の踏切です。第三軌条ではないので普通の踏切とかわりません。

トンネルの坑口には鉄の門扉があり、トンネル内へ入れないような措置がしてありました。

綱島駅高架下バスターミナル

東急東横線綱島駅の高架下には高架橋の柱ごとに区切ったバスターミナルがあり、地方のバスターミナルを彷彿させます。

降車用に、道路上にもバス停が設けられています。最近は、バスターミナル側に鉄道改札が設置され、利便性が向上しています。

この時は東急バスの記念塗装車がいました。じっくり観察しようと思いましたが、雨なのと次の所用があったためまた別の機会に来る事にします。

さらに以前来た時は、横浜市営バスが故障していてワサワサしていたため、このときも記録しないで帰ってきました。

コチラは綱島駅からちょっと離れた場所にある臨港バスの乗り場です。何とも言えない地方感覚が好きです。

近いうちまた観察に行かないと。

鶴見線鶴見駅

先日、寄り道して鶴見線の駅をちょっと見てみました。

鶴見駅

鶴見線は古い設備が多く残る路線で、駅舎、ホームも古いまま残っています。

鶴見線のホームは鶴見臨海鉄道が開業させたままで、意匠が古い建築となっています。

鉄骨の作りも曲線を描いてとても歴史を感じます。

美しい作りです。

ベンチは昔の目蒲線、池上線にあったような低く、長い木製のベンチです。

1,2番線を行き来する通路も曲線が用いられ、とても古めかしいです。

屋根は元々は3両分くらいしか無く、手前の部分は延長されたのでしょうか。

ホーム内の2両分まではPC枕木ですが、1号車付近は木製枕木になっています。

この木製の昇降台も歴史を感じます。

車止めは高架式の行き止まりを考慮しており、過走式の車止め装置が採用されています。

レール上に車止めが乗っているタイプではなく、スラブ面におびただしい数のアンカーボルトで設置されています。レールは車止めの手前で途切れていて、ガイドビームの摩擦で減速させるタイプです。

架線の引止めは壁が弱いのか、柱があると思われる箇所に分散して引止されていますが、バランサーはなく直止です。

渡り線は片渡り線の組み合わせやシーサスではなく、地形線形合わせてシングルスリップが採用された特殊な渡り線の線形になっています。

よく考えられています。

地形に沿って分岐器が設置されているのがよくわかります。

シングルスリップスイッチというポイントで管理は結構大変です。転てつ機番号が5と6なので、扇町駅と並んで旧式の連動装置と思われます。

昼間は20分ヘッド、1線使用です。

20分ヘッドなので、1駅ずつユックリ回ると1日かかりそうです。