鶴見線鶴見駅

先日、寄り道して鶴見線の駅をちょっと見てみました。

鶴見駅

鶴見線は古い設備が多く残る路線で、駅舎、ホームも古いまま残っています。

鶴見線のホームは鶴見臨海鉄道が開業させたままで、意匠が古い建築となっています。

鉄骨の作りも曲線を描いてとても歴史を感じます。

美しい作りです。

ベンチは昔の目蒲線、池上線にあったような低く、長い木製のベンチです。

1,2番線を行き来する通路も曲線が用いられ、とても古めかしいです。

屋根は元々は3両分くらいしか無く、手前の部分は延長されたのでしょうか。

ホーム内の2両分まではPC枕木ですが、1号車付近は木製枕木になっています。

この木製の昇降台も歴史を感じます。

車止めは高架式の行き止まりを考慮しており、過走式の車止め装置が採用されています。

レール上に車止めが乗っているタイプではなく、スラブ面におびただしい数のアンカーボルトで設置されています。レールは車止めの手前で途切れていて、ガイドビームの摩擦で減速させるタイプです。

架線の引止めは壁が弱いのか、柱があると思われる箇所に分散して引止されていますが、バランサーはなく直止です。

渡り線は片渡り線の組み合わせやシーサスではなく、地形線形合わせてシングルスリップが採用された特殊な渡り線の線形になっています。

よく考えられています。

地形に沿って分岐器が設置されているのがよくわかります。

シングルスリップスイッチというポイントで管理は結構大変です。転てつ機番号が5と6なので、扇町駅と並んで旧式の連動装置と思われます。

昼間は20分ヘッド、1線使用です。

20分ヘッドなので、1駅ずつユックリ回ると1日かかりそうです。

鶴見線昭和駅

鶴見線の昭和駅は木造駅舎が取り壊しになる直前に記録しに行きましたが、その後新駅舎を見ていなかったので、見に行ってきました。

前回のレポートはコチラ

鶴見駅からは、扇町行きしか行かないため乗車列車に注意して向かいます。

昭和駅に降り立つと、駅舎はなくなり、屋根が掛かっている小屋になったというのが印象でした。

コチラは2017年の取り壊し直前の旧駅舎です。木造の駅舎でその昔はおそらく駅員さんもいたことと思います。

▲2017年5月撮影.

券売機はなく、ICタッチ機があるだけで駅舎相当の中に何があるか気になります。

交通ICカードを持っていない人もいるため、乗車駅証明書発行機がありました。特に今は、Suica、PASMOを購入することが出来ないのでICを持っていない人にはマジで辛い時期だと思います。モバイルなら発行できますが、慣れていないとアレですからね。

ホーム上屋はそのままありますが、かつて階段だった場所はスロープになり簡単な屋根が付いています。

この間に運賃も値上がりしてきました。

▲2023年8月撮影.

6年前から見ると新宿まで20円、鶴見、川崎までも10円上がっています。

▲2017年5月撮影.

この駅は扇町駅構内に所属し、下り方の出発は扇町駅の第2場内信号機、上り方は扇町駅の第2出発信号機でホームから出発していきます。

鶴見行きがやってきたのでコレで戻ることにします。

2023初夏の沖縄へ【その5】

海をあとにして、街中を観察します。

那覇市内でマンションへの電力引込みに、こういう電柱の設置が多いです。キュービクルや電気室は設けないのでしょうか。

コチラもです。引き下げの本数は上の写真箇所と比べると少なめです。

古い建物も結構残っています。コチラは店舗で操業していました。

コチラも古いですが、営業はしている感じはないです。

沖縄の古めのビルは、手すり部分の意匠が独特な感じです。

散策を続け、前に気になっていた沖縄製粉の工場を見に行って見ます。

穀物サイロを近くで見たのは久々です。

窓が並んでいるのは模型で再現してみたいです。

このH鋼は何に使っているのでしょうか。

直ぐ隣にある太平洋セメントのマークがある、金城キク商会も見てみます。

近くで見るとワクワクします。

所属の自動車も全て同社のロゴが入っています。バルクタンク車がたくさん並んでいるのかと思っていましたが、左側に縦列駐車で2台いるだけでした.

セメントと穀物サイロが並んでいます。専用線があっても良い感じです。

金城キク商会の本社建物です。結構デカイです。コチラの会社、創業は戦後だそうですが、金城キクさんのお父様が戦前、建設業を営んでいたのを戦後再建する形で起業したそうです。

駅へ戻り空港方面へ行ってみます。

ゆいレールに乗車し、車窓を眺めます。空港駅近くには自衛隊の那覇基地があります。入口を観察します。

結構間近で自衛隊車両を観察出来ます。

ゆいレールの車庫も隣接しています。

検車庫もあります。

那覇空港の駐車場も観察。

ゆいレールの運転台の観察もしておきます。

那覇空港駅に到着しましたが、少し曇ってきました。腹が減って来たので、今日は早めにセンベロ街に向かいます。

-つづく-