2023年初秋の初徳島へ【その6】

DMVは「デュアル・モード・ビークル」の略で、バスと鉄道を合体させてそのまま買い物などに行けるようにした乗り物で、世界初ココでしか走っていません。

ドアのところは乗車時にはステップが出てきます。

鉄道車輪がボディーの前後に装備してあり、軌道上に載るとこれを下ろして走行します。

前車輪の前には排障器も装備されています。

車内はマイクロバスのような作りで座席指定制です。念のため予約をして乗車しましたが、往路の乗客はヘッポコ工場長1人だけでした。

乗車の様子はいずれ動画にまとめます。

30分ほどで終点「道の駅宍喰(ししくい)温泉」に到着です。ココから折り返しのDMVにそのまま乗車です。休日には牟岐線が本来延伸する予定だった室戸岬の先まで行く便がありますが、阿波海南駅から終点までは1時間以上かかります。

形式写真ではありませんが4方向撮影して再び乗り込みます。

海沿いを走り景色がいいです。途中から予約なしの観光客が1名乗車してきましたが、どうみても赤字だと思います。運賃が阿波海南駅から終点まで乗ると700円で、市役所や病院などは一切通らないため、地元のニーズはなさそうです。

もう一人の乗客と共に、阿佐海南駅で下車しました。

再び牟岐線で2時間かけて徳島駅まで戻ります。

帰路は1人掛けの席で前面展望しながら帰ります。牟岐駅に到着するところです。

2時間少々で徳島駅に到着しました。この時間の鳴門線鳴門駅行きは前日もキハ47でした。ワンマン車ではないため、運用が決まっているようです。乗車すればよかったと後悔しました。

せっかくなので徳島駅の周辺を散策します。駅からすぐの所にNHKがありました。

NHK徳島局です。

送信アンテナなどを観察します。

ジオコレでも地方放送局が発売になりましたのでじっくり観察します。

17時丁度になりました。小腹もすいてきたので、秋田町まで行かずに近くの鶏料理屋さんに入ります。レジ横にはサインがいっぱいあったので有名なお店なのでしょうか。

阿波尾鶏をいただきます。

阿波尾鶏を塩とタレで焼いてもらい、そのほかにも鶏の天ぷらもいただきます。タレの方がおいしかったです。

これまた名産品のワカメの天ぷらもいただきます。

1時間弱でお店を出ると夕暮れも終わり掛けでした。

ホテルに戻り、再び最上階のバーで飲みなおすことにします。

今回もモヒートを注文したら、マスターが覚えていてくれまして、「ラムお好きですねー」っと。2杯ほどいただいて部屋に戻り床に入りました。

-つづく-

2023年初秋の初徳島へ【その5】

ボックスシートから移動して最後尾で景色を楽します。

この乗車率なので1日6本は頷けます。

大切なトイレも観察しておきます。洋式のバリアフリー対応になっています。鏡の下にはコンセントがありますが、シェーバー用でしょうか?

1両編成の中を隈なく探索し、2時間10分の乗車で終点阿波海南駅に到着しました。

以前はこの先にあった海部駅まで線路がありましたが、DMVが代わりに運行を開始しています。

車止めはコチラも第2種に砂利盛の高規格車止めです。左からカーブしてくる線路がDMVの線路です。以前はつながっていました。牟岐線は、この先高知県の奈半利駅まで延伸して、高知駅まで繋がる予定でした。

DMVの乗り込み口のために線路をグイッと曲げた感じです。乗り込み口は連接ブロックが敷設されています。

起点方を見ると妙な緩い曲線となっているため、昔は交換駅だったのでしょうか。出発信号機は、3現示で真ん中が塞がれた2現示になっています。

駅は上屋が1両分あるのみの狭小ホームで駅舎はありません。

2両編成の停止位置目標の先には、ATS-SSの終端防護用即時停止地上子がありました。砂利盛までは約6mだったので、空走時間を含め速度10キロ以下での動作設計になっています。

上り列車は途中から特急になる列車もあり、8本設定されています。この末端区間は救済措置として、JRの乗車券で徳島バスの高速バスに阿南駅まで乗車できます。

駅舎かと思ったら駅前交流会館なるもので、室内にはDMVや観光のパンフレットが置いてありました。トイレも併設されています。

DMVの乗り込み口はモードインターチェンジと呼ばれ、鉄道事業上は阿佐海南信号場となっていいます。踏切で用いられる連接ブロックが設置されています。

路面電車の様な終端部で車止めはなく、車止め標識だけ設置されています。本線だから設置が必要なんでしょうね。

両脇の縁石に沿ってゴムタイヤで乗り付けて、停止位置目標で停車させたのち軌道上に鉄車輪を載線させます。

撮影スポットもありますが、週末には混雑するのでしょうか。

バス停全景です。

バス停もしっかりとあります。

バス停にもバスの停止位置目標が設置されています。

最初の頃は混雑したのでしょうか?今は予約なくても余裕で乗車できます。

定刻より少し早くやってきました。やってきたのは2号車「すだちの風」号です。

鉄道の軌道上に入るとこのように走行します。

ーつづくー

2023年初秋の初徳島へ【その4】

阿波踊りが行われる通りを歩き、繁華街の秋田町に向かいます。

ココが中心部でしょうか。写真で歩道側で待機しているクルマはタクシーではなく、運転代行のクルマです。20台くらい列をなして停車しています。

鶏屋さん混んでいて、ササッと食べて出てきてしまったので写真撮り忘れました(汗)
1本裏通りに入ると小料理屋やスナックで路地が埋め尽くされています。

ホテルへ戻り最上階にあるバーで少し飲みなおします。宿泊客はテーブルチャージ750円が無料で、最初のドリンクが10%引きになる特典があります。

まずはエクストラコールドの生をいただきます。眼下には秋田町が見渡せます。

客はヘッポコ工場長を含め3人で、一人は常連さんのようで、もう一人は近くのアパホテルからきているそうでどちらも60代男性です。マスターの話によると、このホテルがこの辺では一番高い建物らしく、かつ、ホテルバーがあるのはココだけだそうです。

つまみにピザもいただきます。

大好きなラム酒があったので2杯目はモヒートをいただきます。眠くなってきたので部屋へもどり床に就きます。

明けて翌朝、天気がよさそうです。曇り空がよかったのですが・・・。

8時半頃になると、当直さんと思われる社員さんたちが、朝礼と体操をやっていました。

朝食付きのプランにしたので、レストランで朝食をいただきます。

あまり変わり映えしないため特産品だけ記録しました。小松島のちくわは有名です。小松島港線の廃線跡とかも行ってみたいです。となりの金時芋も名産品です。

フィッシュカツも名産品です。

すだちゼリーは初めて食べましたが、さっぱりしていておいしかったです。

ホテルカレーをかけていただきます。

食事を終え、今回の旅のメインDMVを乗りに牟岐線に乗車します。終点の阿波海南駅まで行く列車は本数が少なく、1日に6本しかないためとても行きにくい場所です。レンタカーなら分けないですが、せっかくなのでJR四国にお金を落としたいです。  

反対側のホームに特急剣山がとまっていました。次回は185系に乗りたいなぁ。

出発の15分ほど前に、車掌台に誘導さんを添乗させた阿波海南行きの列車が入線してきました。入換信号機は識別標識がないためすべて誘導係が添乗しています。

1掛け、ボックス、ロングと多彩な組み合わせの座席です。

ボックスシートに陣取りましたが、出発時でもご覧の状態。1つ前の座席にはお遍路さんが乗車してきました。

2時間少々各駅停車の旅です。

-つづく-