モジュールで今度製作する車庫の大きさに悩んで早半年.田町や国府津のような大きな車庫をデーン!っと製作するのもあこがれますが,あまり大きいと運搬や保管で苦労するのが目に見えてます.なんと言ってもお金が相当かかりそうですし・・・
適当な大きさの車庫を求めてあっちこっち覗いた中で,西武多摩川線白糸台の車庫がかなりいい感じに思えました.
線路は4線あり,うち2線が検車庫線,1線は洗浄線,もう1線が通常の留置線です.
左から留置線,洗浄線,検車庫2線.
実際には用地内に東電鉄塔があり使い勝手はあまり良くないと思います.
裏側も裏門から検車庫へ資機材搬入のための通路が有ったり,かなりいい感じです.
洗浄線の車止めの後ろ側は転轍機の部品が雑多と置いてありこれまたいい感じです.
これらを参考にしてモジュール車庫の配線計画をしようと思います.
安全側線
安全のための側線?
車庫モジュールの製作を開始しましたが,本線との合流地点には安全側線を設置したいと前から思ってました。
安全側線の目的は衝突防止、コレに尽きます。列車や車両が停止位置を誤り、行き過ぎることにより他の線路を走る列車、車両とぶつかるのを防止するため、本来の線路から横道に逸らすための側線です。
写真をご覧の通り、側線と言っても貨車1両を停める有効長すらありません。側線長は各社考え方によるものですが、国鉄時代は細かく決められていました。模型ではそれらしく作ってあれば問題無いと思います。
安全側線で使用する分岐器(ポイント)
安全側線は国鉄では事細かに取り決めがありました。そのうちの一つに使用する分岐器が決められていて、原則として乗越分岐器を使用することが謳われていましたが、信号機の内方にある安全側線で、絶縁から20mを確保出来ないときややむを得ないときは普通分岐器を使用してもよいとなっています。
分岐した後の線形は直線にすることになっていますが、やむを得ないときは分岐器の番手に合わせてR120~200mの曲線を設ける事ができます。
最初から止まる意思のない列車、車両には無力です。55キロ以上の速度の列車を停めるには100m以上の距離が必要ですし、100キロの速度では400m以上の距離が必要です。あくまで、止まり損ねたときに事故を防止するためのものです。
延伸工事~車止めの先~
我が家にあるモジュールは道路工事だらけになりそうですが、鉄道の延伸工事部分はいつかは作りたいモジュールです。「この先線路が延びる」っと思うだけでワクワクして来ちゃいます。
写真は京急三崎口の先端部分で、油壺までの延伸が予定されてから何十年も経っていますが未だに延伸の目処は立ってません。県道を改良した際、隧道形式でくり抜いたので延伸の意志は有ると思います。
とてもワクワクする切土部分は畑になっていたりして一瞬?と思いますが、引止柱に延びる架線や変電所への帰線が鉄道用地を物語ってます。