奥沢駅改良工事【その8】

東急目黒線の相鉄乗り入れ8両化に伴い(現在は6両運転)、駅に付属する車庫の留置線改良および、上り線の速達性を高めるための待避線設置工事が行われています。工事の進捗状況を逐次書いていきます。工事の竣工は2023年度を予定。

前回の様子はコチラ

奥沢駅改良工事

本屋口駅舎

特に変化は見当たりません。左側の階段付近は竣工が近づくと一気に進展しそうです。

上りホーム工事状況

分岐器の挿入はまだ行われておらず、コチラもあまり変化がありません。

新3番線部分は、先月の時点でレールの配列が行われていましたが、今は取り外されています。

跨線橋工事状況

跨線橋の桁は割と早く架かりましたが、取り付け部分の状況が見えていませんでした。上りホーム側への取り付け部分の建物も形状が見えてきました。鉄骨の建て方が終わり、この後の進捗が楽しみです。

エレベータもこの中に入ると思われます。

目に見える進捗は、しばらくこの辺りになりそうです。

渋谷駅改良工事

JR渋谷駅改良工事

玉川口改札

昨年12月で閉鎖された玉川口改札は仮囲いで覆われ、もはや改札があったことはわからなくなっています。将来的にはこの場所はホームがなくなってしまうので仕方ありません。

内回りホーム拡幅工事

バリアフリー化を進めるため内回りホームを拡幅、線路を移設します。10月下旬に内回り線の一部区間のみ運転をとめて、線路移設、ホーム拡幅工事を行います。

線路移動量が多い起点側については本設線が事前に敷設されています。最大で7mほど拡幅されます。

渋谷はカーブしているホームのイメージがありますが、今度はほとんど直線になり、旅客扱い上も安全性が向上します。カーブが多いため現在は客扱い社員が立哨していますが、それらの人件費も削減出来ます。

コントロールポイント(切替地点)は線路上の座標を見て回ると起点側はホームのずっと恵比寿寄りで、終点側はホームの端っこに来ている感じです。終点側のコントロールポイントは写真を撮影した位置になります。

山手線の駅としては狭い部類に入ります。渋谷駅は元々島式ホームでしたが、混雑が激しくなり、ホームを増設した経緯がありますが、今回の工事が竣工すると再び島式ホームに戻ります。

渋谷駅は周辺も含めどんどん変わっていきます。ちょっと行かないでいると全然わからないものが出来ていたりして、変化から目が離せません。

IMON渋谷店

渋谷にはモデルスイモン渋谷店がありますが、出来てからまだ一度も行ったことがないのでついでに寄ってきました。仕事でこの辺をよく通りますが、ずっとスルーしてました。場所は109の真ん前、TOHOシネマズの並びです。

ギャンブルビルとなっていますが、このビルはIMONの持ちビルです。大都会パート3の時、井門が番組スポンサーとなっていて、このビル付近でよくロケが行われていました。屋上に狙撃犯などが居る場面では、よく井門の看板がデカデカと映されていました。

エレベータに乗るとIMONと書かれたマットが敷き詰められています。

IMONでは塗料とパーツを購入。塗料はクリーム1号を購入し、希釈したのでスカ線の塗装が再開できます。

大田区役所と蒲蒲線

蒲蒲線

東急蒲田駅と京急蒲田駅は500m程離れていて、城南地区から羽田空港へ行く場合はこの箇所を通るのが関所的な存在になっています。あの区間を歩くのか、バスに乗り換えるのか、あるいは最初からバスで空港へ向かうか、品川か横浜に出て京急で迂回するという、超が100個くらい付くめんどくささです。その抵抗を解消するために東急蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ蒲蒲線構想があり、大田区はかなり乗り気な事業計画です。

大田区役所には横断幕が掲げられており、大田区のやる気がうかがえます。

大田区役所の建物は大田区が建設した物ではなく、「桃源社」という不動産会社が建てたビルでしたが、落成後桃源社が倒産したため5,6年放置されたままのビルを大田区が買い取ったものです。
そしてこの建物は、建設当時から蒲蒲線の建設を見越して、地下に鉄道スペースを残して建設するのが建設の認可条件でした。まさかそれがそのまま大田区に戻ってくるとは思いも寄らなかったことでしょう。

中央部には桃源社の社紋であるTを象ったマークが意匠として設置されているほか、各所にこの装飾が設置されています。そして、このマークの地下部分に鉄道スペースが用意されています。都市伝説的に地下にホームがあるとかネット記事を見かけますが、それはありません。
ただ、この地下にはもう一つ大事な施設が鉄道用地を抱き込むように建設されていて、多摩川幹線と呼ばれる下水本管がこのマークのほぼ下を流れています。蒲蒲線を建設するときは下水本管を仮受して、区役所の基礎も保護しながら掘削しなければならず、大工事になることは間違いないです。

ヘッポコ工場長が生きているうちに開通するでしょうか?