よんれつ

通勤でいつも使う武蔵小杉駅で、駅から南武線ホームに並ぶ乗客に対してのお願いポスターです。ちょっと気になって居たと言うか・・・

はい、わかりました・・・

はい、4列・・・

はい、よんれつ♪・・・

はい、よんれつ・・・口もよんれつと言っています・・・

はい、よんれつ・・・乗務員も4列ですかぁ・・・

おっ!2番線は複々線!?

はい・・・

はい、4列で・・・

205系の4本並びを見たときは吹き出してしまいました(^^;
たしかに2番線は夕方ものすごい混雑で、横須賀線から改札に出るのが大変です。実際の乗客は・・・2、3列と言った感じです。
4列だと左右に分かれて乗れますが、東急には3列と言うのがあります。
「ドアの前は広く開けてください」っとアナウンスもありますが、真ん中の人はどこへ行けば良いのだろう?っと。

最近の東横線では乗り入れ10両化で設備がどんどん変わってます。最近では「よんれつ」も出現して、近いうち3列表示は無くなってしまうかもしれず、時代を反映して駅を模型化する場合、こういうのも記録しておいた方がいいですね。
渋谷駅では乗り入れに向けて大々的にカウントダウンが始まっています。

BSどーもくんと東急バスのノッテちゃんを足して2で割ったようなこのキャラクターは名前を募集中だそうです・・・9月13日は乗り入れまであと「184日」だそうです。

平屋サロ

東海道東京口から211系が消えてから約半年が経ちました。そしていよいよ東北、高崎系統も怪しくなってきました。

こちらはまだ平屋サロがあり、そろそろ乗り納めもしないと行けなくなりました。っと言うわけで、無理矢理籠原集合をお願いしてヘッポコは一路籠原へ。
平屋サロの乗車は休日で結構乗り鉄の方もいらしたので、ヘッポコは再度平日に出直すことにします。
籠原到着後早速サロの写真を撮りに。この先頭車に挟まれたサロは、昔中央東線で活躍した非冷房115系の先頭車に挟まれたサハを彷彿します。

うぅ、サイコーです♪


普通グリーンで天井が高く、私は平屋の方が好きです。

変電所のお話-その8最終回-

やっと最終回になりました。今回は建物の出口から「き電線」っとなっている架線への部分と忘れがちな肝心な部品の説明です。

建物の中には整流器のほか計器類や、直流の高速度遮断器など故障を検知し遮断する機器類がはいっています。下の写真は直流鉄道変電所内部の操作盤です。2系統で受電し、3回路に分かれているのがわかるでしょうか?ちなみに受電部分の左側LEDは赤色で右側は緑色になっており左側の回線のみ通電している事を示しています(赤が通電)。
遮断器の後3回線になり左側2回線はき電線へ、右側は信号高配線になっています。手前のボタン類は遮断器などの操作をするためのスイッチです。
左下には新幹線で使用しているような電圧計があり、受電電圧などを表示しています。

こちらは直流高速度遮断器です。電車でオーバーロードや何か不具合があった場合この遮断器が動作し、架線電圧を落とします。

さて、建物などを見てみましょう。下の写真はJR小田原駅に併設されている変電所です。建物はちょっとかわいい作りです。

建物の左側をよく見ると配線が出ています。これが変電所からき電線への出口部分です。絶縁被覆されたケーブルがそのまま壁から出てきています。
建物から出たケーブルは架線柱のビームへ行き架線に接続されています。ケーブルの本数は大抵、起点方、終点方の上下線別で4本、それに中立区間、つまり故障時に構成されるデッドセクション区間がある場合は更に2本増え6本出る事になります。

更に拡大すると6本のき電線が出ているのが分かります。

こちらはJR東日本保土ヶ谷変電所です。横須賀線、東海道線へ供給されています。こちらも壁から配線が出ていますが、本数は確認できません(^^;
また、変電所前では4脚柱などと呼ばれる架線を2組接近させ、ロの字に組んだ物が多く用いられています。

こちらは東急柿の木坂変電所です。真ん中の柱はき電線の開閉器になっていて、柱の中ほどの部分へ建物から出たケーブルがまとまっているのがわかります。

ここの変電所は電車線区分標とデッドセクション区間が見当たらないので、起点方終点方へのT型送電のようです。鉄道ピクトリアルによると東急は上下一括き電方式を採用している記事があるため送り出し本数は2本だけのようです。
こちらは4脚柱ではなく、変圧柱の変圧器抜きのようなものに立ち上がってます。

こちらは地中配線の東武鐘ヶ淵変電所です。右の太いトラフがシリコン整流器から出て変電所建物へ入る配線です。建物から出た配線は左の部分に写っているトラフで、鉄柱の下から立ち上がり露出しています。

そして架線柱のビームからき電線へ接続されています。下の写真だと変電所から出たトラフがグルリと周って来ているのがわかります。
ピクトリアルによると東武は上下線別き電方式を採用しているようですが、場所によっては上下一括き電方式の様です。

こちらは上信電鉄福島変電所で、建物から2本の線が出て開閉器を通りき電線へ接続されています。単線でデッドセクションが無いため起点方、終点方への2本だけのようです。

こちらの写真はJR西日本倉敷変電所の建物からき電供給線が出てきた部分です。建物から出た線は右側の鉄柱に一度立ち上がります。

鉄柱を反対側から見ると、右奥に6本出ているのがき電線で、手前の沢山ある線は信号高配線です。信号高配線は大抵絶縁被服ケーブルでトラフ配線され、変電所前の架線柱から立ち上がっていますが、ココではこのようになっています。
模型では倉敷変電所の様にしなくても大丈夫で、派手にやりたい方向きです。写真右側に線路があります。

線路に隣接して建物がなく、道路を挟んだ向こう側に変電所がある場合はこのように架空線で線路用地へ飛ばしています。こちらは小田急湘南台変電所です。

さて、変電所から出た電気は架線に接続され電車を通り、レールを通って変電所へ戻るわけです。で、変電所へ戻る電気はどうなっているかというと、インピーダンスボンドを介して戻ります。
この写真は、小田急湘南台変電所前にあるインピーダンスボンドです。

インピーダンスボンドは信号機の付近や軌道回路の切れ目にあり、交流と直流を分ける役目をしています。そのほかにも設置されている場所はありますがその辺はまたの機会に。
レールの信号電流はそのまま流し、直流の電気のみ変電所へ戻るようになっています。こちらの写真は柿の木坂変電所前です。

こちらはJR東日本保土ヶ谷変電所前です。

変電所の前には必ずと言って良いほど、インピーダンスボンドがあります。ただ、Nゲージではインピーダンスボンドは出ておらず、トミックスのフィーダー部分に彫刻されている程度で、今後どこかのメーカーから出るのを期待しています。
マイクロエース辺りが変電所ストラクチャーやると面白いかなぁ?なんて言うのが個人の感想です。シキの積荷作っているくらいですし・・・
総まとめ
1.受電   都市部では2回線受電
地方でも基幹変電所は2回線受電
2.断路器1 2回線受電の場合は2セット
3.遮断器  基本2個、ただし鉄柱で母線を組む場合は1個でも可。
4.遮断器2 トランスが2個以上の場合はそのセット数
5.トランス 都市部では3個、地方でも2個
(内訳はき電と信号高配)
一番上の写真で操作盤が写っている変電所で言うと
2回線受電、断路器2セット、遮断器1個、断路器3セット、トランス3個となります。
さてさて、これで変電所のお話はおしまいです。皆様の変電所製作のお役に立てればと思い、模型に関わる部分を中心に書いてみました。
ヘッポコ鉄道の変電所はいつできることやら・・・