デンマーク側の連絡船接続駅、レズビュー駅に到着です。宇高連絡船の宇野、高松駅と同じような位置関係です。
駅名、私は読めません。そして、周りにはなにもありません。
実は遅れた原因がココにもありまして、主要駅で警察官が車内を巡回し、難民系と思われる人たちの職務質問に加え、降ろすという事があり列車が遅延しました。
レズビュー駅到着後、10人位デンマークの警察官が乗り込んできて、何人か降ろされてました。右は車掌さんで、運転士さんとやはりまた「仕方ないね」みたいな会話(想像です)をしてました。左の3人は警察官でさらに黒人系の旅客を降ろして職務質問していました。
残りの警察官が車内から降りてきてようやくICEは出発していきましたが、ヘッポコ工場長はココで下車します。何も無い駅でひとりぼっちです。
ごつい車止め。
かつては貨物の取扱いがあったと思われます。
駅舎はフェリー乗り場を兼ねており、この先は一応国境のため降りることが出来ません。
お菓子と飲み物の自動販売機があるだけです。ところが、帰りのフェリーの券売機や、この自動販売機をヘッポコ工場長は使用出来ませんでした。デンマークの通貨を持っていなかったのです!
自動販売機の現金はユーロが使えません。フェリーの券売機はカードが使えましたが、デンマーク語とドイツ語で何が書いて有るやら・・・かなり焦ってきました。
そうこうしているうちに、あの列車がやってきました。
で、そうこうしているうちにあっという間に出発していきました。ハンブルクへ行く列車だったようなので、乗れば良かったのですが、何せあっという間に出発。
ッというわけで、列車を載せてフェリーも行ってしまいました。ちなみに、ココを通るドイツ行きの列車は1日4本です。
ピシャリッと門も閉め切られ、線路の先がなんだか恋しいです。
券売機でウロウロしていたら、徒歩でお客さんの親切なおばあちゃんが券売機の使い方を教えてくれまして無事購入。40クローネだったので、750円位です。
次のフェリーの到着を一日千秋の思いで待ってました。ちなみに、徒歩でのお客さんはこのおばあちゃんと、出発直前に来た人の3人だけでした。
10分程してフェリーが出発です。列車の積載もなく船内はガラガラです。犬を連れたお客さんがいました。
右往左往で途方に暮れて、船内でやっとの昼食はカレーソーセージ。前の人の盛りつけを見て、ポテトを減らしてもらいました。ちなみにコレで半分の量です。
自動車でのお客さんも少ないようで、フードコートもガラガラです。
列車が載っていない時は普通に自動車が止まっています。
ッというわけで、ドイツ側へ戻ってきました。プットガルデン駅へ行くと、純粋カラーのICEがデンマークへ向けて出発するところでした。
-つづく-
113系1000番代-その10-
ドイツへ2015-その7-
デンマークとの国境駅でプットガルデン駅に到着したICEは、この時点で既に50分遅れに増大していました。しかも、フェリーは所定の時刻に出て行ってしまっているため、フェリー待ちの遅延も重なり、1時間位遅れています。乗務員さんも「仕方ないなぁ」みたいな雰囲気でした。
フェリーが待ち遠しいです。
フェリーがやってきて放送が入り、出発となります。
いよいよ国境連絡船内へ。
何とも言えない光景です。自動車から降りた乗客の横を列車が通ると言う、日本なら「危ない」と言われそうな感じです。
列車はエンジンが切られ、乗客は列車から降りるように言われます。
船内はフードコートがあり食事も摂れます。船の所要時間は約45分です。
お土産屋さんもあります・・・
と思ったら、空港にあるような免税店でした。国境連絡船であるがゆえ、この船内がフリーゾーンになっているようです。クルマで来た乗客のうち、かなりの乗客達がビールを箱ごと購入していました。
船内の通貨はユーロとデンマーククローネ両方使えます。
放送と共に列車の乗客は列車に戻り始めます。そして、いよいよデンマークに入りました。
フェリーから下りてすぐ最初の駅、レズビュー駅に到着です。
-つづく-