30年前にもあった自由が丘駅の渡り線

東横線自由が丘~田園調布間にある非常渡り線は、不通区間があるとき自由が丘駅で列車が折り返すための設備です。
この渡り線、いまから30年前にもほぼ同じ場所に存在していました。

田園調布駅の地下化工事が始まった頃の今から30年前、ほぼ同じ位置に片渡り線が存在していました。
現在の渡り線は自由が丘駅に帰属していますが、この写真の渡り線は田園調布駅に帰属していました。これは当時の田園調布駅が折り返し設備を備えていましたが、地下化工事により荷物ホーム付近のポイントが撤去されたため、非常渡り線としてこの場所に移設されました。

その後工事が進むと、旧目蒲線との連絡線としての使命を果たすようになってきました。上の写真で更に右に分岐している線路が目蒲線への連絡線です。信号機にも「目蒲」と書かれています。

元々東横線と目蒲線の接続駅であった田園調布駅ですが、一時だけ接続線が無くなってしまっていました。車両を長津田工場へ回送するのに必要な連絡線が出来るまでは、工場へ列車を持って行くことが出来ず担当者はヒヤヒヤしたと思います。

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