トータンさんの疑問リクエストに知っている限りの知識を・・・
こちらの写真は東京の越中島のレールセンターです。写真に写って
いる貨車が全てチキです。この中で左から2本目の貨車がロングレー
ル輸送用の通称ロンチキです。
ロンチキも全てチキですが、編成の最前部、最後部にレール取り卸し
の機械が取り付けられて編成を組んでます。レールの長さは通常25
mが基本ですが50mの時もあり、ロングレールは大体200mの長さ
で運搬されます。工事箇所についたあと、現地でエンクロ溶接などで
1km以上のロングレールに仕上げます。
▲この車両はロンチキ編成中間部のレール縦送り装置
こちらは福岡・遠賀川駅のレール加工所にいたロンチキです。200m
のロングレールを運ぶ時の長さは大体これよりもう少し長いです。
ロンチキを持たない私鉄だと、このようにロングレール運搬用の台車で
モーターカーに牽引されて運ばれます。この時ロングレール運搬台車
の連結器は使用せず、レールが連結器の代わりをします。レールに
貨車を括り付ける感じです。
▲この時のレールは120m程の長さで作業中は全台車に人が張り付
きます(ストロボ撮影の許可を得て撮影)
レールはかなり柔らかく、左右にはしなります。レールには柔らかさが
何種類かありましてカーブ用は柔らかく作られています。レールの断
面を見ると青く塗られていますが、3両目のチキに積まれたレールの
断面は赤く塗られています。
どっちがどっちだかは忘れましたが(汗)、このようにレールの断面に
色分けする事でレールの柔らかさが一目で分かるようになってます。