変電所のお話-その1-

拙いですが、変電所のお話不定期連載です。
変電所は電力会社から数万ボルトで受電した電気を、直流鉄道では電気車動力用に直流1500Vに降圧変換し架線へ送電したり、信号高圧線への交流6600Vへの降圧などの役目があります。
変電所の構成機器を大まかに、名称別に並べてみます。

このように並びます。オレンジ色の線で囲った内側は変電所の建物内に設置されるのが一般的ですが、都市部ではすべて建物に入っている場合もあります。また、変圧器と整流器の間にも遮断器を設けたり、変圧器の前に遮断器を設ける事もあります。
さて、模型に目をやりながら見比べてみます。トミックスの変電所は屋外機器と建物に分かれていますが、これは実物でも線路沿いでよく見かける変電所のタイプです。
下の写真はJR東海で見かけた変電所です。手前側が屋外機器で、奥に建物が見えます。

コチラは上信電鉄で見かけた変電所です。建物も時代によって特徴がでます。

変わって、コチラは東急で見かけた変電所です。機器がすべて建物内に収められています。

ちらはJR東日本で見かけた変電所です。こちらもほとんどの機器が室内に収められています。

こちらは屋外機器と建物に分かれていますが、配線がほとんど地中のトラフに収められています。

次回からは機器の解説になります。

-つづく-

“変電所のお話-その1-” への2件の返信

  1. こんにちは。
    変電所色々なタイプがあったんですね。
    おおよそトミーみたいな屋外と思ってましたが、東急さんのように建屋内に納められてるのは知りませんでした。(電気系だから雨水考えるとこちらが理想なんですかね?)
    モジュールで表現するなら屋内タイプより、JR東海タイプのほうが見栄えが良い感じがしますが、作るのは大変そうです。
    NとかRMの冊子を読んでるようでした~(参考になりました)
    次号も楽しみにしております。

  2. >D-Trainさん
    建物内に入っているのは設備的なもののほかに、騒音防止という意味合いもあります。
    私も屋外に機械が並んだ変電所の方が好きです。次回は週末に仕上げます。

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