大会車両から見た箱根駅伝【前編】

正月の箱根駅伝は毎年家からヘリコプターを見ていただけですが、今年は沿道へ行ってみました。国道1号線までは歩いて1キロ弱ですが、車両を見るため戸塚中継所の方へ行ってみます。

戸塚中継所の脇には中継車がいましたが、日テレの中継車ではなくクロステレビ社の中継車で、日テレのロゴを貼っていますが中継業務を請け負っているようです。

先頭が近づく1時間前になると戸塚警察署もあわただしくなり、入口には幹部クラスと思われる人たちが集結していました。

中継所付近は人が多いのと、往路側の歩道には入れないため移動することにします。国道は人が多すぎるので裏道から移動します。国道1号線の旧道では3区のランナーがウォーミングアップ中でした。先頭は国士舘大学の生駒選手、その後ろは日体大の漆畑選手です。ココでは順位は関係ありませんがw。旧道は大坂という急坂なので足慣らしにはいいかもしれません。本区間は戸塚の壁といわれる勾配が緩く長く続く区間になります。

500mほど東京側へ移動して、車両観察開始です。先頭が来る15分ほど前に「競技者係バス」が2台通過しました。トヨタコースターです。

「わ」の越谷ナンバーです。企業協賛としてトヨタ自動車が車両提供しているため、トヨタレンタカーあたりからの提供でしょうか。

10分ほど前になると一般車両の規制が始まり、露払いのPCがやってきました。左側の上り線も戸塚警察署前の信号で止められています。

露払いできたのは、第一交通機動隊のPCでした。

更に5分前には第一交通機動隊のPC、第一機動隊の遊撃車が通過します。暴徒がいないとも限りませんので、あらゆる事態を想定していると思われます。

更に交通機動隊の覆面が通過。

3分ほど前になると白バイ隊員が車道に出ている人がいると、ひとりひとり丁寧に声掛けして歩道へ上がるよう指示していきます。

ほどなく先頭集団がやってきました。先導は第一交通機動隊のPCです。

日テレが誇る中継1号車がやってきました。前方にも助手席上にキャメラが1台載っています。トラブルなどで選手が中継車を追い抜いてしまった場合に撮影するもので、基本的に使うことはないので、スタビライザーは付いていません。

コチラは復路で捉えた後部側です。ジャイロキャメラが3台備わっているほか、ウインドジャマーをつけたマイクが5本見えます。先代の1号車もナンバーは「・0107」でした。

中継席の真ん中は瀬古さんでしょうか。アナウンサーやスタッフはオムツをはいて乗車することもあるそうです。

中継1号車のすぐ後ろを記録写真、報道用のキャメラマンを載せた共同カメラ車がついて走ってます。撮り鉄航空ファンもびっくりな感じです。三脚上とはいえ、サスペンションの悪いトラック荷台での撮影はウデがものをいうと思います。トラック後部にはジャイロキャムがありますがSNG用アンテナなどはわからずNHKが記録撮影している映像かもしれません。

この先導白バイ隊員は中継内で紹介される方々ですね。

続いて後続集団を追う三輪バイクの中継2号車です。全身黒ずくめで、絶対に、映画で悪役のバギーです。左側のバイクはアナウンサーが乗車しているバイクで、ココから実況中継します。

キャメラマンの防寒着が物々しいです。金網が石油ストーブに見えなくも無いですが、暖房は無いでしょう。

結構怖いと思います。

選手もどんどん通過します。大会本部者や監督が乗車する大学の運営管理車両も全てトヨタ車で、VOXYとNOAHがトヨタ自動車より充てられてます。

監督が乗車する車両はタスキと同じカラーのストライプが施されています。

わナンバーではないのでどういう運用なのか気になります。

-後編へつづく-