JAL事故機(JA13XJ)

1月2日に発生した羽田衝突事故でのJAL機が13号機だったことを報道で知り、今までの搭乗記録を見てみたら昨年11月に行った沖縄の帰路がその機材でした。13号機かどうかというのは、機材後部の表記や搭乗時に銘板で確認することができます。

鉄道車両に製造銘板やナンバーがあるように、飛行機にも製造番号などの銘板が取りつけられていてコレがその銘板です。

どこにあるのかというと、ドアの上部や脇のこの肉厚の部分に、ねじやリベットで取り付けられています。L1ドアでしか見たことないので、エコノミーなどでL2ドアからの搭乗だと見られないこともあると思います。

搭乗時の慌ただしい中のため、カメラ構えてってわけにもいかずササッとスマホで撮るのでぶれてしまうことが多いですが、コレがその銘板の拡大です。
1番上の個体機種名A350-941、2段目が製造番号538で、この製造番号538は事故機の数字です。

コチラも同じく、エアバスA350-941の横にMSN(マニファクチャーシリアルナンバー:製造番号)538、2段目にレスジストレーション(事業者登録番号)JA13XJ、JALのA350-900の13号機、その下に所有者を示すオーナーで、JALというのがわかります。

コチラは搭乗する際、CAさんにお願いしているフライトログですがこの時のシップナンバーにもJA13XJが記されていました。今となっては貴重な記録になってしまいました。

▲この更に下にはL1誰々、L2誰々、R1誰々とエリアごとに名前を書いてくれていますがココでは割愛します.

フライトログとは、鉄道でいうと乗車記念証の様な感じで、担当エリアのCAさんにノートを渡すと飛行時間、高度、速度、出発、到着空港のスポット番号やランウェイ、乗務員全員の名前を書いてくれます。搭乗時に頃合いを見図り、CAさんにお願いしますが、忙しいときは無理なので事前にそれを了承していることも伝えます。
ある日、いつも通りCAさんにお願いすると「フライト・・・???」って言われ、すぐ白い制服のCAさんが来て「今日初フライトなので 知らないんですが、是非書かせてください」なんてこともありました。個人的な感想だと、CAさんも知り合いの名前を探したり、この客がどこへ行ったりしているのかというのをコレで色々見ていたりしているのかなぁ?なんて思います。修行僧故、長距離線だとフライトログをお願いするとCAさんからいろいろ話しかけてきてくれたりします。名前の箇所には、その昔はキャプテンがサインしてくれることもありましたが、9.11のテロ以降それはなくなりました。
個人情報保護の観点から鉄道やバスでは担当乗務員名の掲出がなくなったので、今後は担当CAさんたちの名前を書かなくなってしまう時期が来るかもしれません。

▲お子さま用なのかはわかりませんが、CAさんも時間があるとシールで色々デコレーションしてくれます.

閑話休題。この時は1Aが取れなく2Aになったものの、隣の2Cにキャンセルが出たようでCAさんに「隣居ないのでごゆっくりおくつろぎください」と言われて、とても印象に残っていたフライトでした。ダイヤモンドステイタスの恩恵かもしれません。その時のレポートはコチラをご笑覧ください。

ファーストとは言え隣がいるとやはり気になりますが、この時はずいぶんゆっくりできました。

機内食はコレにうどんですかいも追加してのんびり食事ができました。

今回の事故で人命にペットの命と多くの財産が奪われたため、早めに原因究明と対策が取られればと思っています。